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Channel: 酒井弘明ヒコーキ写真
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ANA777離陸と看板猫?伊丹スカイパーク

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昨日はJALボーイング777-200の着陸シーンをご覧いただきましたが、今日はANAのボーイング777-200の離陸シーンを連写の抜粋でご覧いただきましょう。撮影ポイントは昨日のブログと同じ伊丹スカイパークです。まずは離陸滑走で加速中のANA羽田行きボーイング777-200、レンズは約450mm相当です。

ANAボーイング777-200の前輪が浮いた瞬間を640mm相当の、どアップで撮りました。同じ777でも翼の形状が着陸機に比べてスッキリしています。

続いてメインギヤ(主脚12本のタイヤ)が滑走路を離れました。この瞬間を業界ではエアボーンと言います。レンズは640mm相当ですので遠くの山が、近くにあるように見えます。

640mm相当で連写しながらANAのボーイング777-200を追っています。ここでの注目点はエンジンのブラスト(噴流)です。ほぼフルパワーですので、ブラストの勢いは凄く、地上にある赤や黄色の標識ボードが読めません。

さらに640mm相当でANAボーイング777-200離陸機を追い続けます。エンジン後方の景色がブラストで揺れています。ここまで離れますと原版サイズでは鮮明度がやや落ちます。この日はあまり空気が澄んでいませんでしたから、仕方ないのですが、カメラとレンズのピント追従性の良さは見事だと思います。ファインダー内の水準器で水平をキープして、カメラを被写体に向けてシャッターを切れば、失敗のない写真が取れます。出来のいいカメラに頼ってしまうと、腕は落ちる一方だと心配してしまいます。

撮影中に伊丹スカイパークで見かけた猫です。手すり越しにポートレート風に撮れました。このときは遠くから640mm相当で撮ったのですが、帰り際に年配のおじさんに至近距離で、ニャーニャーと甘えた声で鳴いているところを見かけました。人懐っこい猫のようで、姿も美しく、ひょっとして伊丹スカイパークの看板猫?



パラシュート付きの着陸機とMRJ組立工場

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戦闘機が着陸時に減速のためにパラシュートを開く光景を、最近めったに見なくなりました。今、国内では航空自衛隊のF-4ファントム戦闘機ぐらいだと思います。航空自衛隊小牧基地にF-4ファントムは配備されていませんが、メーカーの三菱重工に整備を受けるため、県営名古屋空港に飛来します。写真は12月14日、県営名古屋空港のRWY34に着陸し減速中の航空自衛隊F-4EJ 改 ファントム2です。後方のヘリコプターは航空自衛隊のH-60救難ヘリで、オリジナルはアメリカのシコルスキー製、三菱重工がライセンス生産しています。

航空自衛隊のF-4EJ 改 ファントム2がパラシュートを引きながら県営名古屋空港のRWY34を減速中です。後方にはKC-767空中給油機が駐機しています。F-4ファントム戦闘機は1950年代に米国のマクドネル(当時=ダグラスと合併前)が開発した米海軍の戦闘攻撃機で、航空母艦から発着でき、後に米空軍にも採用されています。1960年代から運用され、ベトナム戦争にも使用されました。民間機にたとえますと、ボーイング707やダグラスDC-8と同じ世代の、いわば年代物です。航空自衛隊のファントムは、大半が三菱重工がライセンス生産した機体で、近代化改修されたF-4EJ 改が、まだ現役で使用されています。

航空自衛隊のF-4EJ 改 ファントム2が三菱重工のハンガーに入る寸前のシーンです。すでにキャノピーがオープンされています。この日、私が県営名古屋空港の展望デッキにいた1時間半ほどの時間帯、MRJは表には出てきませんでした。手前に一部が写っている機体は朝日航洋のビジネスジェット、セスナC680サイテーション・ソブリンです。

三菱重工のMRJ量産機最終組み立て工場の12月14日現在の東側壁面の南方向です。足場が残っているのは、左側のわずかな範囲だけになっています。

MRJ量産機の最終組み立て工場の、東側壁面の北方向です。足場は上の写真よりも、たくさん残っていますが、外観はもうすぐ出来上がりそうですね。


ヘリコプターのご当地ネーミング

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赤を基調にした名古屋市消防局のヘリコプターは2機あります。機種は、いずれもフランスのアエロスパシアルが開発し、後にユーロコプター、現在はエアバス・ヘリコプターズのAS365ドーファンです。このサイズの写真では小さくて分かりにくいですが胴体後部には「のぶなが」と愛称が書かれています。この機体はAS365N3というシリーズで2007年から使用されています。

上の写真のヘリコプターは丸っこく、この写真のヘリコプターはシャープに見えますが、実は同じ機種です。下から見上げるアングルと、ほぼ真横から撮るのでは、ここまで印象が変わるのですね。このエアバス・ヘリコプターズAS365N3ドーファン(ドルフィンの仏語読み)の愛称は「ひでよし」で今年3月から使用されています。名古屋まつりの行列でもおなじみの郷土3英傑(えいけつ)にちなんだネーミングですが、名古屋市消防局のヘリは2機ですので「いえやす」はありません。

このヘリコプターは「ももたろう」の文字が見えるかと思います。岡山市消防局の川崎BK117C-1で、今年の3月に納入されたばかりの機体です。愛称「ももたろう」は公募で命名されました。各地に桃太郎伝説はあるようですが、岡山土産と言えば「きびだんご」がすぐに浮かぶほど、岡山と桃太郎は強く結びついていますね。ここまでの3機は県営名古屋空港で撮影しました。

こちらは松本空港で撮影した長野県の消防防災ヘリコプター「アルプス」です。機種は米国製のベル412EPで1997年に納入されています。以上の4機、その地方ならではネーミングだと思います。


MRJ ANAへの初号機納入延期へ

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昨日(12月16日)夜、テレビのローカルニュースでMRJのANAへの納入が延期されると報じられました。三菱航空機と三菱重工からのプレスリリースによりますと、「現在、試験工程から量産初号機の納入時期に至るまでのレビューを行っております。(この場合のレビューは再検討・見直しの意味だと思われます) このレビューの結果につきましては、今月末までにお知らせする予定です。」と、いう内容でした。このタイミングで前倒しはあり得ないでしょうから、延期の見出しが出るのは、やむを得ないところです。
写真は11月11日、初飛行でMRJが離陸上昇しているシーンです。

MRJ初飛行後の記者会見で、三菱航空機の森本社長は、2017年の第2四半期(4月〜6月)に量産初号機をANAに納めるスケジュールは変えずに進んで行く。という内容の発言をしていましたが、5週間後には見直しを判断したことになります。初飛行を含めて、まだ3回しか試験飛行が行われていないことも気がかりです。そのあたりは年内に行われる予定の会見で明らかになると思います。
写真は11月11日、初飛行を終えて着陸したMRJが誘導路を進むシーンです。

納入が遅れる話で記憶に新しいのがボーイング787です。モデルチェンジではなく、新しく設計されたヒコーキであることと、初号機を受け取るのがANAであることがMRJとの共通点だと言えると思います。ボーイング787の飛行試験初号機が初飛行したのは2009年12月でした、量産初号機をANAが受け取ったのが2011年9月でしたので、1年9ヶ月かかっています。旅客機の生産では世界で最も経験豊富なボーイングでも、これだけの日数を要しました。YS-11以来の旅客機となるMRJが、1年半で型式証明を取得して量産機を納入するのは高いハードルがあると言われていました。
写真はボーイング787の初号機ZA001が今年6月22日ラストフライトでセントレアに到着した際の歓迎シーンです。

羽田空港のA滑走路RWY16Rを離陸するANAのボーイング787初号機です。このヒコーキはANAの発注当初の予定から、3年半ほど遅れて納入されました。MRJは2008年にANAが発注した際の納入予定は2013年でした。共同通信の今日(12月17日)の報道ではMRJの納入が2018年まで延期される見通しだと、伝えています。MRJの初飛行にかけつけたANAの幹部は、納入の遅れは787で経験済みで、必要な手当てをしながら、MRJの完成にローンチカスタマー(生産を決断させる最初の発注をし、初号機を受け取る顧客)として協力していく旨の発言をしていました。MRJファンは、いつまでも暖かく見守ると思いますが、ビジネスとしてピンチにならないか、いささか心配です。


対岸の新名所と台湾増便 セントレア

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セントレアの対岸に大型複合ショッピング施設「イオンモール常滑」が先日オープンしました。平日、短時間ですが行ってみました。巨大な招き猫が出迎えてくれましたが、このあたりは空間に十分余裕がありますし、店舗もそれほど混雑していません。しかし、ちょうどお昼過ぎの時間帯で、レストラン街やフードコートは長蛇の列。ここでの昼食は断念しました。シャトルバスや電車でセントレアへお昼を食べにいくのも、ひとつの選択肢だと思いました。

平日でしたが、駐車場に入るには待ち時間がかなりありました。店舗は2階建てですので、屋上のパーキングスペースは、それほど高い場所ではありません。名鉄の高架や連絡橋に高さで負けています。約100mmのレンズでセントレア方向を見ますと、高架の向こうに管制塔が望めます。ここの駐車場は、買い物等の有無にかかわらず、6時間無料。以後は30分200円で上限なしで課金されるシステムです。ゆっくり滞在できますが、フライトには使えない絶妙な料金設定だと思います。

駐車場の南側には名鉄の「りんくう常滑駅」があり名鉄電車が近くを通りますが、フェンスには白く細かい長方形の網があり、ご覧のようにレンズに写りこみます。今回はこの位置しかチェックしていませんが、セントレアを撮る新しいアングルが、ここの屋上パーキングで見つかるでしょうか?

さて、このところセントレア⇔台湾路線で増便が目立ちます。ご覧の日本のLCCジェットスタージャパンが12月12日からエアバスA320で同社のセントレア初の国際線として台北に就航しました。12月のセントレア出発時刻は07:25です。もう一社、写真はありませんが台湾のLCC V airが12月15日からエアバスA321でセントレアに乗り入れています。V airからの資料によりますと、モノクラス194席とありますので、シートはゆったりしていそうですね。当分は深夜00:45発で写真は撮れないのですが、1月8日からは10:05着11:05発になりますので、ばっちり撮れますね。

JALの台北行きはボーイング737-800で運航され、セントレアを09:45発です。このときは途中から(残り2,800m地点)滑走路に進入しているため、離陸ポイントが先に延びています。

チャイナエアラインのエアバスA330-300がセントレアの滑走路RWY36を半分過ぎたところで浮き上がろうとしています。この機体は09:50出発のCI 151便で毎日運航されています。

チャイナエアラインは週4便、CI 154・155便でセントレアに乗り入れています。この機体はワイドボディのエアバスA330-300スカイチームカラー機です。レギュラーは小型のボーイング737-800で運航されています。セントレアの出発は13:15です。

台北にはもう1社セントレアから乗り入れています。香港のキャセイパシフィックがセントレアから台北を経由する香港便を毎日運航しています。機材はご覧のエアバスA330-300で、セントレア発は16:45です。

そして、真ん中の赤い機体にご注目ください、セントレアを拠点にするLCC、エアアジア・ジャパンのエアバスA320がセントレアの貨物エリア手前に駐機しています。2016年春以降、台北にも就航することが決まっています。このA320は10月にエアバスから納入された新品ですがエンジンカバーが掛かった状態で駐機しています。エアアジア・ジャパンが台北に就航すると、多い日は1日7往復になります。


JALグループ国内線機材をほぼ網羅 伊丹

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先月末に大阪国際空港(伊丹空港)に撮影に行った際、JALの伊丹就航機材が全て撮れたような気がします。座席数の少ない順に1機づつご紹介いたします。日本エアコミューターのSAAB(サーブ)340Bは36席あり、但馬(たじま)2往復と、出雲1往復だけ便があります。

次に座席数が少ないのはJ-AIRのボンバルディアCRJ-200で50席あります。伊丹と東北や九州を中心に運航しています。

今回、初めて鶴丸カラーの機体が撮れたJAC・日本エアコミューターのボンバルディアDHC8-Q400です。こちらは74席あり、出雲・隠岐・屋久島に定期便が飛んでいます。

次に座席数が多いのはJ-AIRのエンブラエル170で、76席あります。J-AIRは伊丹がベースですが、実はJALグループでは伊丹で最多の路線と便数を誇ります。北は函館から、秋田を除く東北各地、新潟・松山と、九州各地を結んでいます。2020年代の後半にはJ-AIRは機材をMRJに統一する計画を表明しています。JALはMRJを33機を確定発注し、将来、伊丹空港がMRJだらけに、なるかもしれませんね。

次に大きな機体はボーイング737-800で、国内線仕様の座席数はクラスJ20席、普通席145席の165席です。伊丹からは新千歳・成田・那覇・奄美大島に乗り入れています。B737-800はJALグループではメジャーな機種ですが、伊丹では少数派です。

次に大きな機材はボーイング767-300です。伊丹からは羽田便に限定して運航しています。写真の機体は300ER型でファースト5席、クラスJ42席、普通席205席、合計252席仕様です。次に大きいJALのボーイング787は全て国際線機材で、間合い運用での伊丹便はありません。

伊丹に就航しているJALグループ最大の機種はボーイング777です。写真は羽田から到着したB777-200で、ファースト14席、クラスJ82席、普通席279席、合計375席で運航しています。那覇便には500席の777-300が2往復、成田便には国際線機材で244席の777-300ERが1往復、飛んでいます。


空将補搭乗のC-1輸送機 県営名古屋空港

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先週、県営名古屋空港で航空自衛隊C-1輸送機の着陸シーンを撮りました。C-1は川崎重工製の国産ジェット輸送機で、エンジンはボーイング727や737-200、ダグラス(当時)DC-9に使われていたプラット&ホイットニーのJT8Dシリーズを積んでいます。すでに日本のエアラインでは使われていない古いエンジンで、分かりにくいかもしれませんが逆噴射を作動させています。撮影しているときには気づかなかったのですが、コックピット横の窓に何か見えます。拡大してみますと・・・

青地に白い桜が二つ、これは空将補の階級章です。国際的には少将で、名刺の英文はMajor Generalとなります。(かつて陸将補と名刺交換した際、そのように書かれていました)この地方の航空自衛隊では小牧・岐阜・浜松の各基地司令と岐阜基地にある飛行開発実験団の司令がこの階級に該当します。空将補がこのC-1輸送機に搭乗していることを示しているのですね。

小牧基地内の誘導路を進むC-1輸送機を、通過する建物の前で3人の隊員が整列して迎えています。

空将補が搭乗しているC-1輸送機は埼玉県の入間基地所属の機体で、誘導路をさらに北に進んでいます。この先には小牧基地空輸ターミナルがありますが、撮影時には空将補が乗っているとは気づかず、停止位置までレンズを向けませんでした。出迎え風景を撮ることができず残念でした。ちなみに三つの桜は空将(中将に相当)、四つの桜は航空幕僚長または統合幕僚長を務める空将(大将に相当)、そして桜五つは防衛大臣を意味します。


MRJの納入1年程度延期! 最近のセントレアの写真も

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MRJ・三菱リージョナルジェットの、量産初号機のANAへの納入時期が、初飛行の時点で発表されていた、2017年第2四半期(4月〜6月)から、1年程度先に変更することが今日、三菱航空機と三菱重工から発表されました。ざっくりした理由としては、地上試験と、改修に、より多くの時間が必要だということです。知見・経験が足りなく、甘かったと言われれば認めざるを得ない。と、言った説明がありました。写真を撮る立場から、気になるMRJ今後の日程は、初号機の飛行試験の再開は1月下旬、2号機の初飛行は2016年の第2四半期(4月〜6月)の予定だということです。
写真は三菱航空機(株)から提供された、11月27日に行われた3回目の試験飛行の空撮シーンです。

さて、セントレアの最新の写真をご覧いただきましょう。ターミナルビル3階、出発フロアの天井からは12月15日から就航した台湾のLCC V airの大きな吊り広告が下がっていました。Vサインをしているツキノワグマ、なかなかカワイイですね。

4階のイベントプラザ入り口にはクリスマスツリーがありました。

今シーズンのセントレアのイルミネーションはプロジェクションマッピングで、スカイデッキに出たところに設置されています。中央にBig Bookがあり、ストーリーが展開されます。

プロジェクションマッピングのメインである、Big Bookを正面に近い左側から撮ったカットです。絵本のページがめくられる様子など、よくできていると思います。



MRJ補強ポイントのひとつ 主翼付け根

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MRJの量産初号機の納入が1年程度延期されることが昨日発表されましたが、そのなかで主翼の付け根が補強ポイントの一つだったことが、三菱航空機の岸副社長から明らかにされました。飛ぶことのない強度試験機で行われている主翼の上曲げ試験のデータから、通常の飛行では問題ないが、より高いレベルが求められる型式証明の取得に向け、主翼付け根の補強が必要だった。と、いうことで、3回目の試験飛行の後、補強が実施されたと説明がありました。写真は11月11日の初飛行でMRJの離陸を下から撮ったカットです。

初飛行を終え着陸したMRJが誘導路を左折し、16番スポットの撮影ポイントに近づいて来るところを、アップで狙いました。左主翼の付け根部分が少しですが見えています。

上の写真の後、MRJをほぼ正面から撮ったカットですが、胴体の下に出っ張った形で主翼が通っています。左右の主翼を繋ぐ部分を中央翼と言いますが、実は胴体下部を貫通している機種が多数派のようです。MRJの場合、胴体下部に貨物室が無く、客室の床が低い位置にありますので、主翼が胴体の下に飛び出しています。この写真で正面から見るよりも、上の2枚の写真の方が、主翼周りの胴体が膨らんでいるのが分かりやすいと思います。その部分を翼胴フェアリングと呼びますが、その膨らみが大きいのがMRJの外観の特徴だと思います。


初号機の1stフライトとラストフライト 2015

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2015年の私のブログは今日が最終日ですので、私にとってのヒコーキ2大ニュースを振り返りたいと思います。何と言っても最大のニュースはMRJ・三菱リージョナルジェットの初飛行です。YS-11以来53年ぶりの国産旅客機、初の国産ジェット旅客機の初飛行を取材できたのは、とても幸せな出来事でした。
天皇陛下が誕生日にあたっての記者会見で、喜ばしい出来事の中に、日本人2人がノーベル賞を受賞したこととともに、初の国産ジェット旅客機の試験飛行を挙げていただいたことを、ヒコーキファンの1人として、たいへん嬉しく思いました。
今日は、まず11月11日のMRJ初飛行の写真から、ブログ初掲載のカットをご覧いただきます。離陸直後、右上にチェイサーと呼ばれる航空自衛隊のT-4練習機に見守られながら上昇するMRJ初号機のカットからどうぞ。

初飛行したMRJが報道陣の撮影ポイント16番スポットの横を上昇しています。秒間10コマの連写で追っていますので、未使用のカットがまだありました。

初飛行し上昇しながら遠ざかるMRJの初公開カットです。ヒコーキの位置が良くないので、公開しなかったのですが、ピントはシャープで機体が美しく撮れています。トリミングして大きなプリントにできるカットだと思います。この態勢で脚が出ているのは、終始脚を出したまま飛ぶ、初飛行ならではですね。

初飛行を終え着陸したMRJが滑走路上で減速していますが、スラストリバーサ(エンジンの逆噴射)は作動させていません。

初飛行を終え、タラップに姿を見せた2人のテストパイロット、写真の右側で両手を上げているのが機長を務めた安村キャプテン、左側で右手を上げているのが戸田キャプテンです。

一方、ボーイング787の初号機ZA001は飛行試験機としての役目をすでに終え、セントレアに寄贈されることになり、6月22日シアトルからセントレアに飛んできました。接地の瞬間、両方の主脚のタイヤから白煙が上がりました。

接地後、もしやタッチ&ゴーを見せてくれるのではないか?スカイデッキに来ていたファンの多くが期待していたと思いますが、普通に減速しました。

ボーイング787初号機ZA001が着陸したのは南風用のRWY18。カメラを持ったファンはスカイデッキの北側に多く集まっていました。ヒコーキが通過すると、南側に一斉に移動を始めました。このアングルの写真が撮れたのは、ターミナルビルの屋根に上がっているからでして、オフィシャル動画の撮影班と、月刊エアラインの阿施(あせ)カメラマン、あとは私とセントレアのスタッフだけが、この場所にいました。

到着スポットに入る直前に、消防車による歓迎の放水が行われました。始まった直後で、まだアーチになっていません。以上、ヒコーキの写真はブログ初掲載のカットです。

ボーイング787初号機ZA001が到着後、セントレア4階のイベントステージでラストフライトを終えた、3人のキャプテンのトークショーが行われ、司会を務めさせていただきました。この3人はボーイングの凄腕テストパイロットで、ZA001の初飛行では機長・福操縦士・チェイサーを担当していました。
いつかMRJの安村・戸田、両キャプテンに、このような場でお話を聞けるといいですね。
1年間ご覧いただき、ありがとうございました。


2016年 元日の県営名古屋空港

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今年の元日は名古屋地方は快晴で空気も澄んでいました。県営名古屋空港の展望デッキからは御嶽山がくっきりと見えています。レンズを640mm相当にし、PLフィルター(不要な光の反射を取り除く風景撮影で有効なフィルター)を装着しました。このサイズの写真でも、白い噴煙が確認できるかと思います。

北の方向には小牧城(小牧市歴史館)その奥に見える冠雪した山は、方向と形から白山だと思われます。直線距離で100km以上離れており、よくぞ見えてくれたと思います。

御嶽山から右方向には中央アルプスの山並みが望めます。手前には航空自衛隊のC-130輸送機が駐機しています。このあと、FDAフジドリームエアラインズの離陸機と山が絡んでくれるか、チャレンジしました。

FDAの5号機エンブラエル175が離陸しました。左側に管制塔、その少し右側からは中央アルプスが絡んでくれました。

FDAの5号機が御嶽山のまん前を上昇していきました。機体をこの大きさにしますと、御嶽山を完全に遮ってしまいました。もう少しワイドな画面で待っていたら、山の手前か、越えた後に良いショットが撮れたかも?・・・反省です。

次にFDA1号機エンブラエル170が出雲に向けて離陸しましたが、滑走路RWY34には南端からではなく途中から進入しました。離陸ポイントが北側にずれて、御嶽山と絡むのは滑走路上になりそうです。御嶽山の前を通るとき、シャッターを切りますと、前輪が少し浮き上がって、多少は動きのある写真になりました。2日・3日は晴れていましたが見通しが悪く、撮影を見合わせました。
MRJの飛行試験が再開されたら、御嶽山ショットをぜひ撮りたいですね。お昼前から午後のフライトで御嶽山が見えていれば、着陸機はさほど難しくないでしょうが、離陸機は山の遥か上を飛び越えそうですね。


昨年セントレアに就航したエアライン

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セントレアに2015年、新しく就航した航空会社のヒコーキを、昨年末に撮影したカットでご覧いただきましょう。国内線では2社、まず九州を拠点にしているソラシドエアが沖縄・那覇とセントレアを3月29日の夏ダイヤから、毎日1往復しています。ANAとの共同運航便で、これにともないANAの那覇便が1便減便になりました。ソラシドエアのボーイング737-800は最新のスカイインテリア仕様で、シートにオーディオ装置などはありませんが、足元はゆったりしています。クッションは薄型なのですがタッチはソフトな、BEエアロスペース製シートは快適でした。

北海道が拠点のAIR DO(エア・ドゥ)は10月25日の冬ダイヤからセントレアに乗り入れを始めました。札幌・新千歳便が毎日3往復、函館便が1往復ANAから移管されたかたちです。(札幌便は1便増便です)このボーイング737-700は、昨年12月からAIR DOカラーで運航されているようです。機内はANAの2クラス120席から、エア・ドゥ仕様のモノクラス144席に変更されているはずです。ANAとのコードシェア(共同運航)便は、ネット予約する際、運航する会社とANAの両方を検索することをお奨めします。

国際線では中国最大のLCC春秋航空が6月29日から一挙に5都市とセントレアを結びました。その後も増便を続け、中国からの訪日旅客急増の一翼を担っています。写真は春秋航空のエアバスA320です。系列の春秋航空日本はボーイング737-800を使用していますが、中国の本家?春秋航空はエアバスA320を使用しています。日本でLCCを立ち上げるにあたり、日本でパイロットの絶対数が多いB737-800を選んだと見られています。

9月25日からは中国の上海を拠点にする、フルサービスの航空会社、吉祥航空がセントレアから上海経由で福州へ、週7便で乗り入れています。機材はエアバスA320です。

そして、まだ実機を撮れていないのが台湾のLCC Vairです。12月15日から台北に週4便就航しましたが、これまでは深夜の運航でした。1月8日からは午前中の発着になりますので、撮影のチャンスが増えるでしょうね。ちなみに使用機材はエアバスA321かA320ということです。


北と南のジンエアー

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韓国のLCC ジンエアーのボーイング737が半ドアで飛行し、引き返すトラブルが報道されています。ジンエアーは大韓航空の子会社のLCCで、日本には福岡・関空・新千歳・那覇に乗り入れています(長崎は冬ダイヤ期間、運休中)。私が撮影したジンエアーのヒコーキは新千歳と那覇のカットが見つかりましたのでご覧いただきましょう。昨年3月、まだ雪が残る新千歳空港のターミナルビル前を進むジンエアーのボーイング737-800です。

こちらは那覇空港のRWY18に着陸寸前のジンエアー、ボーイング737-800です。2013年3月の撮影ですが、コックピットの窓の上に小窓が見えます。有視界飛行で、旋回しながらアプローチする際に、水平線や地上を確認するために有効な小窓です。737-400や500の世代では標準で備えていますが、737-800で小窓があるのは、とても珍しいと思います。今回、なぜ半ドアになったのか?しっかり調査して理由を公表して欲しいと思います。


南沙諸島の飛行場に中国の民間機が着陸

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中国、ベトナム、フィリピンなどが領有権を主張している、南シナ海の南沙諸島(英語名・スプラトリー諸島で、中国が人工島を造成し、飛行場を建設していましたが、1月6日に中国の民間機2機が着陸し、試験飛行は成功したと、中国国営の新華社通信が伝えました。テレビで報道された写真によりますと、海南航空のボーイング737-800と中国南方航空のエアバスA319が写っていました。海南航空の機体は写真がありませんので、海南航空の子会社でデザインが同じ、香港航空のエアバスA320をご覧いただき、雰囲気を感じていただこうかと思います。関西空港のA滑走路RWY24Lに接地寸前のシーンです。海南航空は中国では中国南方・中国国際・中国東方に次ぐ第4位の航空会社です。

もう1機は中国南方航空のエアバスA319で、こちらはセントレアの制限区域内撮影エリアで撮った同型機の写真をご覧いただきましょう。中国南方航空は中国最大の航空会社で、乗客数では世界3位と言われています。
関空もセントレアも海上を埋め立てた人工島に造った空港ですが、大都市の空の玄関口として必要に迫られて建設されました。南沙諸島に中国が造った飛行場は、何の用途に使うのでしょうか?軍事基地それとも観光でしょうか?さんご礁の上で、台風が来るたびに避難が必要になりそうな場所で基地や空港が成立するのでしょうか?


ANAがベトナム航空と業務・資本提携で合意

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全日空を傘下に持つANAホールディングスは今日(1月12日)「ベトナム航空と業務・資本提携に関する基本合意書を締結」〜ANAグループはベトナム航空への戦略的投資をおこないます〜というタイトルのプレスリリースを出しました。ANAグループは、ベトナム航空の株式の約8.8%を約130億円で取得し、アジアにおける戦略的な業務・資本提携を展開していくことで、ベトナム航空との間で基本合意いたしました。と、いう内容です。
写真はセントレアのRWY36を離陸するヴェトナム航空のエアバスA321ですが、ベトナム航空は航空アライアンスのスカイチームに属しています。

こちらは成田空港のA滑走路RWY16Rを離陸するANAのボーイング787-8の2号機で、初号機と同じマーキングの特別塗装機です。ANAはスターアライアンスのメンバーです。

ベトナム航空の日本路線の主力機はこちらのエアバスA330-200で、成田空港の誘導路を進んでいます。ベトナム航空は月刊エアライン2月号の「世界のエアライン100社リサーチ」によりますと、エアバスの最新鋭機A350-XWB(導入機材はA350-900)の世界で2番目のカスタマーです。一方、ボーイングの最新鋭機B787-9も運航しています。
ベトナム航空は現在、日本路線の大半の便が、JALとコードシェア(共同運航)便になっています。資本提携となると、JALとの共同運航は解消し、アライアンスの移行に向かう可能性も出てくるのでしょうか?

現在のANAのフラッグシップ、ボーイング777-300ERが成田空港のB滑走路RWY16Lに着陸寸前のシーンです。ANAに関しては、まだ正式発表されていませんが、世界最大の旅客機エアバスA380を3機発注するのではないか?と一部で報道されています。果たして実現するのでしょうか?



B-52爆撃機と同タイプのエンジンを積むヒコーキ

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北朝鮮が1月6日に水爆実験を行ったと発表した4日後の10日、米空軍の戦略爆撃機B-52が米韓両軍の戦闘機を従えて、ソウル近郊の韓国上空を低空飛行しました。テレビのニュースや新聞で編隊飛行の様子が伝えられましたが、B-52は核兵器も搭載できる大型爆撃機で、ある種不気味ながらも圧倒的な存在感を放っていると感じました。私はB-52のデジタル写真を撮っていませんが、そのフォルムには旧いヒコーキならではの迫力を感じます。理由の一つはエンジンが8基もあることです。B-52はボーイングが開発し1952年に初飛行、1955年に運用を開始しましたが、当初はターボジェットエンジンを搭載していました。後にターボファンエンジンに換装されましたが、そのエンジンを積んでいる旅客機がボーイング707で、プラット&ホイットニーのJT3Dシリーズ(軍用名TF33)の4発機です。B-52爆撃機はB-707旅客機の約1.5倍の最大離陸重量があり、当時の技術では8発エンジンで飛ばすのが、現実的だったのでしょうね。写真は2010年3月に羽田空港で撮影した、ルーマニア大統領特別機のボーイング707-300です。

こちらはボーイング707をベースに作られた早期警戒管制機(AWACS・エーワックス)E-3です。機体後部の背中に円盤型のレーダーを乗せています。2009年5月、沖縄の嘉手納基地に着陸寸前のシーンで、エンジンはプラット&ホイットニーのJT3Dシリーズです。ほぼ同じサイズのKC-135空中給油機や、RC-135偵察機は、すでに新しいCFM-56(軍用名F108・ボーイング737シリーズやエアバスA320シリーズでおなじみのエンジン)に換装しています。非力で燃費が悪く、騒音も大きいJT3Dですが、載せ換えるコストと性能のバランスから、このエンジンを使い続ける機種は残りそうですね。初飛行から64年も経たB-52。その後B-1、B-2と新しい爆撃機が配備されながら、今なお現役を続けている事実は軍用機界のレジェンドと言えそうですね。それを支えるJT3D・TF33エンジンも航空機エンジンのレジェンドでしょうね。


香港便の使用機材 セントレア

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セントレアと香港を結ぶ路線は、3社合わせて週に最大37便設定されています。時刻表でセントレア出発時刻が早い順にご紹介しましょう。1月は09:40発のANA875便がいちばん早い時刻の出発便です。機材はボーイング737-700で国内線と同様120席(8席はビジネスクラス)で運航しています。スターアライアンスメンバーのニュージーランド航空・南アフリカ航空とのコードシェア(共同運航)便です。

ANA便から5分遅い09:45出発のキャセイパシフィック航空(CX)533便は原則はエアバスA330-300ですが、乗客が多いときは写真のボーイング777-300にシップチェンジされることがあります。時刻表では5分早く出発したANAのB737-700を追い抜いて、香港に5分早く到着する設定になっています。

香港のLCC香港エクスプレス(UO)は曜日によって出発時刻が変わりますが、いちばん多いのは13:25発で週6便あります。トータルでセントレアと香港を週9便結んでいます。香港エクスプレスは中国第4の航空会社、海南航空の子会社です。エアバスA320の機体後部に紫で描かれた香港の高層ビルが、なかなかオシャレだと思いますが、以前は海南航空のマーキングで飛来していたこともありました。

写真は午前便の離陸ですが、キャセイパシフィック航空には16:05発の香港直行便が設定されています。1月中は運休する日もありますが、午前便ともどもワンワールドメンバーのJALとカタール航空とのコードシェア便です。キャセイの香港便では4発のエアバスA340-300が使用されることもあります。

キャセイのセントレア便のレギュラー機材は写真のエアバスA330-300です。滑走路西側の制限区域内撮影エリアで撮ったカットです。キャセイは新塗装が発表され、CATHAY PACIFICのロゴが窓の上の白い場所に移動するなど、変更されています。プロのカメラマンにとって旧塗装機は賞味期限切れになってしまうのでしょうね。

キャセイの香港行きは16:45発の台北経由便が最終となります。夕方のセントレアを離陸したエアバスA330-300ワンワールド塗装機が上昇していきます。キャセイは今年、エアバスA350を受け取りますが、セントレアへのお披露目はあるのでしょうか?


今は日本では見られない航空会社のA380

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世界最大の旅客機エアバスA380は、現在シンガポール航空とタイ国際航空が成田に乗り入れています。A380の就航当初はヨーロッパのルフトハンザ・エールフランスが成田便に使用していましたが、現在は羽田と成田に分散されたため、姿を見せなくなりました。写真はルフトハンザドイツ航空のエアバスA380がA滑走路RWY16Rに着陸寸前のシーンです。マロウドインターナショナルホテル成田のランウェイプランの客室から2013年7月に撮影しました。現在ルフトハンザは羽田⇔フランクフルト便に最新鋭のボーイング747-8I(インターコンチネンタル)を飛ばしています。

写真はエールフランスのエアバスA380、パリ行きが成田空港のA滑走路RWY34Lに進入するところです。航空科学博物館の展望室から撮影しましたが、ヒコーキの周りだけに陽が当たりました。2014年4月の撮影で、現在のエールフランスはJTBの時刻表1月号によりますと、羽田便が週7便ボーイング777-300ER、週3便777-200ER、成田便は週7便777-300ERで運航されています。

ヨーロッパの両社とは事情が違いますが、韓国のアシアナ航空のエアバスA380も現在は日本に乗り入れていません。写真は2014年8月に成田空港の第1ターミナル展望デッキで撮影したアシアナ航空のA380の着陸シーンです。内側のエンジンだけに、スラストリバーサー(逆噴射装置)が備えられていますが、A380がB747やA340など他の4発機と違う点です。アシアナ航空の場合、パイロットの慣熟のためソウル・インチョンと成田の短距離路線に、期間限定でA380を飛ばしていました。写真は撮れていませんが、大韓航空も同じ理由で成田にA380が一時的に乗り入れていました。これだけのキャパシティーの超大型機を効率よく使いこなすのは、難しそうですね。


MRJ組み立て工場とビジネスジェットの御嶽山ショット

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県営名古屋空港の立体駐車場西側に建設中の三菱重工MRJ最終組立工場は、1月16日に見たところ外観がほぼ出来上がっているように感じました。立体駐車場から南側を撮りますと、いちばん奥で作業が続いています。

MRJ最終組み立て工場の東面の北側は、ご覧のようにスッキリしています。

MRJ最終組立工場、順光の西側に回りこみました。建物上部には三菱重工の表示が見えます。右側は豊山グランドの敷地です。

県営名古屋空港に向かう道路に架かる歩道橋からMRJ最終組み立て工場の全景を撮りました。手前の右側は豊山グランド、左の奥には空港の立体駐車場が見えます。いずれMRJの量産機が、この道路を横断することになるのでしょうね。

1月16日は名古屋市内から御嶽山が見えていましたので、県営名古屋空港のヒコーキと絡めた写真を撮りにいきました。ビジネスジェットが1機着陸しましたので、御嶽山をバックにシャッターを切ることにしました。まず目いっぱい望遠の640mm相当で、滑走路上を減速中の中日本航空セスナ560サイテーションVを撮ってみました。

約340mm相当の望遠で、御嶽山と滑走路上の中日本航空セスナ・サイテーションVを撮りました。PLフィルターを使うことで御嶽山の形をクッキリさせ、噴煙も確認できると思います。航空自衛隊の赤い消防車が画面を引き締めてくれました。

中日本航空のセスナ・サイテーションVが県営名古屋空港のターミナルビル前の誘導路を進んでいるところで、御嶽山をバックにシャッターを切りました。上の写真よりもヒコーキは大きく写りましたが、御嶽山は小さくなりました。焦点距離は約245mm相当です。


救難航空隊 航空自衛隊小牧基地

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1月16日の日本テレビ系番組「世界一受けたい授業」で航空自衛隊の航空救難団が取り上げられていました。救難教育隊の訓練の模様も放映されましたが、訓練の厳しさは半端じゃなかったですね。県営名古屋空港の展望デッキから、救難航空隊の格納庫が見えますが、UH-60Jヘリコプターが動きだしています。画面右の紅白のチェックの建物はPAR(精密誘導レーダー)局舎で、MRJの初飛行のとき、撮影ポジションにいた、全ての報道陣が離陸の瞬間を撮れなかったのは、この建物に遮られたためです。

航空自衛隊のUH-60J救難ヘリコプターが2機写っていますが、左の機体は地上を移動中で、右側の機体には車輪留めが付いています。右のUH-60Jには先端に長く伸びた物体が見えますが、空中受油装置です。

UH-60J救難ヘリコプターの離陸シーンです。右側に水色の小型ジェット機が見えますが、こちらも航空救難団の機体で、遭難した飛行機の乗員などを、いち早く発見し、救難ヘリコプターを誘導する役割を果たします。

UH-60J救難ヘリコプターの飛行シーンです。「世界一受けたい授業」のサブタイトルは『災害救助最後の砦「航空救難団」壮絶!救難活動の裏側』とありました。警察や海上保安庁が対応しきれない悪条件下で、文字通り最後の砦となって救助にあたるのが航空救難団と紹介されていました。昨年9月、栃木県で鬼怒川の堤防が決壊した際、陸上自衛隊のUH-60JA多用途ヘリコプターとともに、最前線で濁流に飲まれそうになった住民を吊り上げて救助していきました。私が見た限り、空自のヘリがいちばん手際良かったように感じましたが、あのときの救助活動で自衛隊の底力を見た気がします。警察、海上保安庁、自治体のヘリも、それぞれ持ち場で活躍し、日本の評判を高めたと思います。
昨今、スキーバスの事故や食品廃棄物の不正転売など日本のクオリティを揺るがすような事件が続いています。物やサービスの価格が異常に安すぎるのは、何か裏があると考えた方が良さそうですね。LCCは大丈夫だと信じていますが・・・。


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