
昨日はJALボーイング777-200の着陸シーンをご覧いただきましたが、今日はANAのボーイング777-200の離陸シーンを連写の抜粋でご覧いただきましょう。撮影ポイントは昨日のブログと同じ伊丹スカイパークです。まずは離陸滑走で加速中のANA羽田行きボーイング777-200、レンズは約450mm相当です。

ANAボーイング777-200の前輪が浮いた瞬間を640mm相当の、どアップで撮りました。同じ777でも翼の形状が着陸機に比べてスッキリしています。

続いてメインギヤ(主脚12本のタイヤ)が滑走路を離れました。この瞬間を業界ではエアボーンと言います。レンズは640mm相当ですので遠くの山が、近くにあるように見えます。

640mm相当で連写しながらANAのボーイング777-200を追っています。ここでの注目点はエンジンのブラスト(噴流)です。ほぼフルパワーですので、ブラストの勢いは凄く、地上にある赤や黄色の標識ボードが読めません。

さらに640mm相当でANAボーイング777-200離陸機を追い続けます。エンジン後方の景色がブラストで揺れています。ここまで離れますと原版サイズでは鮮明度がやや落ちます。この日はあまり空気が澄んでいませんでしたから、仕方ないのですが、カメラとレンズのピント追従性の良さは見事だと思います。ファインダー内の水準器で水平をキープして、カメラを被写体に向けてシャッターを切れば、失敗のない写真が取れます。出来のいいカメラに頼ってしまうと、腕は落ちる一方だと心配してしまいます。

撮影中に伊丹スカイパークで見かけた猫です。手すり越しにポートレート風に撮れました。このときは遠くから640mm相当で撮ったのですが、帰り際に年配のおじさんに至近距離で、ニャーニャーと甘えた声で鳴いているところを見かけました。人懐っこい猫のようで、姿も美しく、ひょっとして伊丹スカイパークの看板猫?