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Channel: 酒井弘明ヒコーキ写真
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至近距離からB787初号機! セントレア

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10月3日は午前10時ごろからセントレアフォトコンテスト入賞者の特別撮影会が行われました。最初と最後に国際線エプロン南側に駐機しているボーイング787の初号機・ZA001のすぐ傍に行き撮影しました。最初は午前10時すぎ、左前方から撮影しましたが、機首の右側に工事用のクレーンがあり、レンズを左に振ってかろうじて画面からカットしました。

同じ場所から機首をアップで狙いました。7月7日の贈呈式のときも撮ったのですが、あの日は雨でしたので、ここまできれいな写真が撮れたのは初めてです。コックピットの窓の下に、このヒコーキのファーストフライトとラストフライトを担当した2人の機長。「キャプテン マイク・キャリカーとキャプテン ランディ・ネヴィル」の名前が書かれています。前脚のカバーに「ZA001」と白い文字で書かれていますが、初飛行のときには書かれていなかったと、シアトルで撮影した伊藤久巳さんが説明してくれました。

滑走路西側の撮影ポイントをバスで出発し、空港の南側を通ってゲートに向かいました。ZA001には後ろから接近します。12時を過ぎていますので、基本的に逆光になります。+2/3の露出補正をかけています。垂直尾翼の先端にワイヤーを切った跡があります。

真横からワイドいっぱいの24mmでシャッターを切りました。手前の水溜りに機体の一部が反射し、いい雰囲気だと思います。空の色が、かなり青いと感じるかもしれませんが、PLフィルターは使わず、風景モードを選択しています。太陽との位置関係で空の色は変わってきます。

機体の前方からエンジンと主脚まで切り取りました。BOEINGのロゴや、エンジンのロールスロイスマークが目立つアングルだと思います。

最後はボーイング787初号機ZA001の機首アップを横から狙いました。今後、博物館の建物の中に展示されると、このような写真は撮れなくなりますが、コックピット窓の内側にある目張りは無くなり、すっきりすると思います。また、屋内の照明などでキラキラ輝くのでしょうね。それも楽しみです。



新旅客ターミナルビル建設へ セントレア

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今日(10月9日)東海ラジオのニュースでもお伝えしましたが、セントレアが新しい旅客ターミナルビルを建設する方向で調整していることが分かりました。現ターミナルビルの南側に新しいビルや駐機場を建設し、年間300万〜500万人の旅客の利用を見込んでいます。2017年から2018年を目途に開業する見通しだということです。
セントレアでは、現在エプロン(駐機場)の拡張工事が行われています。接地寸前のシンガポール航空エアバスA330-300の手前に、工事現場の一部がご覧いただけます。

誘導路をRWY36に向かう中国東方航空のエアバスA320が、エプロン拡張工事現場の横を通っています。手前に真新しいコンクリートが目立つ、ほぼ完成した部分と、その向こう側に地面を掘っている場所があります。

ルフトハンザ航空のエアバスA340-300が工事現場の横を通過しています。重機を使って、かなり深く掘っているように感じます。大型機の駐機に耐えられる強度を得るには、分厚い舗装をする必要があるのでしょうね。ヒコーキをきれいに撮るには、工事現場は邪魔もの扱いされそうですが、記録写真としては撮っておく意味はあると思います。
このエプロン拡張工事は、新ターミナルと関係なく行われているそうですが、春秋航空をはじめ、中国の航空会社の新規乗り入れや増便は、すごい勢いですね。


スターフライヤーで福岡往復

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10月10日〜12日の3連休に福岡・熊本に行きました。初搭乗のスターフライヤーで往復しました。往路セントレアから福岡にフライトした機材、エアバスA320、機番JA22MCは黒い本皮のスリムシートが採用されていて、足元は広々、モニター画面まわりもスッキリしています。(帰りに別のタイプのシートに座ったので気づきました。)

行きの機内のモニター画面ですが、飛行ルートやデータが分かるMAPも選べます。好きな音楽を選んで、画面はMAP表示にできますので、とても重宝です。このときは琵琶湖上空を飛行しています。

福岡空港のRWY16に着陸寸前の機内から、待機中のIBEXボンバルディアCRJ700を撮りました。レンズは35mmの広角で、窓のカーブが写り込んでしまいました。それでもエアバスA320の翼端にあるシャークレットは、上が欠けてしまいました。

滑走路RWY16の先端を過ぎたところで、待機中のJALボーイング777-200が撮れました。こちらのスピードは200kmほど出ていると思います。高度が下がり、レンズは45mmで、大きな機体が、ほど良い大きさで写せました。

帰りに福岡から乗った機体は同じシャークレット付きのエアバスA320ですが機番はJA21MCと1番若く、行きに乗った機体とシートが違いました。カップホルダーにコントローラーまでついています。足元の広々感はスリムシートに負けますが、こちらのシートの方が高そうですね。

面白かったのが、セーフティデモ。ジャズライブの会場からの画面に、CAさんが割り込んできて、ユーモラスなコメントを真面目にアナウンスしていました。行きの機体では、CAさんが生でセーフティデモを行っていましたので、スリムシート仕様機では、この機能を省いているのでしょうか?いずれにしても、国内線では大手2社を凌ぐ、オモテナシだと感じました。3連休の初日と最終日ですから、当然かもしれませんが、往復とも「満席の予約をいただいております」のアナウンスがありました。

間もなく福岡空港を出発するスターフライヤーのエアバスA320の窓から、ターミナルビルを撮りました。スターフライヤーは福岡空港では第2ターミナルのANAカウンターでチェックインし、この日は10番ゲートを通り、第1ターミナルの11番スポットから搭乗しました。目の前のビルは第1ターミナルビルで、第2ターミナルビルの南側にある古い建物です。明日以降、福岡・熊本のヒコーキ写真をご覧いただく予定です。


天草航空の新鋭機 ATR 42 福岡空港

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今回の福岡・熊本遠征で、撮れたらいいな!と思っていたのが天草航空・AMXの「イルカ」ペイントのヒコーキでした。熊本空港では見かけることがなく調べたところ、乗員訓練のため熊本空港発着便は運休になっていました。定期便はDHC8-100が使用されていますが、後継機のATR 42が8月に熊本に到着しています。今回、福岡空港で天草航空のヒコーキがRWY34にアプローチする姿を見かけました。レンズを400mmで追っていると、主脚が胴体から出ています。ATR機の特徴ですのでテンションが上がりました。
近づいて来るところから、遠ざかるところまで連写しましたのでご覧いただきましょう。ほぼ正面から見ますと、主脚が胴体から出ていることと、プロペラが6枚あることが分かるかと思います。

AMXのATR 42が撮影ポイントに近づいてきて、機影が大きくなりました。

AMXのATR 42は機体全体に親イルカ、エンジンに子イルカが描かれています。

天草航空のATR 42が撮影ポイント、上月隈中央公園の真横を通過しました。バックには雲がありますが、機体には光が当たっています。

天草航空のATR 42は最新鋭の600型で、48席仕様で来年1月からDHC8-100に代わって路線に投入される予定です。

ATR 42-600は、フランスとイタリアのメーカーが合弁で共同開発した機体で、日本エアコミューター・JACも、サーブ340の後継機として、今年6月に発注しています。

天草航空のATR 42-600が福岡空港RWY34に向かって降下を続けます。10月10日〜12日の間で、晴れたのは11日の午後だけでしたが、そのタイミングでお目当てのヒコーキが撮れたのはラッキーでした。


ANAボーイング787-8の到着シーン 熊本空港

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福岡空港に到着後はレンタカーで熊本へ向かいました。熊本空港の敷地の外側を、東側から滑走路北側に回り込み、外周道路沿いの撮影ポイントに到着です。駐車スペースが新たに整備され、ちょうどこの場所はフェンスが低く絶好のポイントです。夕方5時前、熊本空港のRWY07にANAのボーイング787-8が着陸態勢に入りました。

羽田からのANAボーイング787-8が熊本空港の滑走路RWY07に着陸しました。主脚のタイヤは接地し、前脚のタイヤも間もなく接地します。上の写真に比べ主翼の上方への反りが緩やかになっています。

熊本空港の滑走路RWY07を減速中のANAボーイング787-8です。エンジンはスラストリバーサ(逆噴射装置)を作動させ、主翼上のスポイラーを立ててダウンフォースを効かせています。上の写真では第1エンジンの下に3の数字が見えますが、この写真では5が見えます。逆方向から見て、滑走路の残りが3,000フィート(約900m)、5,000フィート(約1,500m)を意味しています。この間、約600m滑走したことになります。

ANAのボーイング787-8が撮影ポイントのほぼ真横を通過しました。レンズは約250mm相当で撮影しています。この日は雲っていましたが、晴れたときは夕方4時半以降、滑走路上の機体が順光になります。

ANAボーイング787-8が滑走路を離れ誘導路を進むときに、ほぼ後姿をこちらに向けました。バックに山が見えますが、熊本空港は西側以外の3方向を山に囲まれています。

ANAのボーイング787-8が平行誘導路に入るために、右へターンしているところです。

羽田から到着したANAボーイング787-8がターミナルビルに向かって、平行誘導路を西に進んでいます。約215mm相当で787-8が画面いっぱいになります。この写真を撮った夕方5時ごろの熊本空港は、曇りの条件でシャッター速度1/640、f-5、ISOは500に上がっていました。


夕暮れどきの出発 ANAボーイング787-8 熊本空港

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前日は、熊本空港にANAボーイング787-8が到着した場面をご覧いただきましたが、今日は折り返しの羽田行き出発シーンをご覧いただきましょう。ターミナルビルを離れたB787-8は着いたときとは逆のRWY25に向かって移動を始めました。後方に管制塔が見えています。

ANAのB787-8が誘導路を東に進んでいますが、崇城(そうじょう)大学の格納庫前に差し掛かりました。熊本の私立大学、崇城大学にはパイロットコースがあります。

熊本空港のRWY25に向かうANAのB787-8ですが、赤い衝突防止灯が目立っています。背景には山並みが広がっています。レンズは約530mm相当で、シャッター速度は1/250、ISOは5,000まであがっています。

熊本空港の滑走路は3,000mありますが、ANAのB787-8は先端から滑走路に入ります。横を向いた機体を約530mm相当でシャッターを切りました。ISO5,000で被写体が遠くにあるとき、画像に粒子の荒れを感じます。

滑走路RWY25に入る直前に、撮影ポイントから機体の正面が撮れます。前照灯が強い光を放つため、赤い衝突防止灯は目立たなくなりました。

熊本空港のRWY25で離陸滑走を始めたANAボーイング787-8を、目いっぱいアップの640mmで撮りました。AUTOに設定したISOは6,400まで上がっています。流し撮りはせずに、1/250秒で何とか機体が止まってくれました。

前輪が浮き上がったANAの羽田行きボーイング787-8を後方から撮りました。エンジンのブラスト(噴流)が、後方に勢い良く噴き出しています。

主脚も滑走路を離れ、ANAのB787-8が離陸しました。当日の日没時刻を過ぎ、もともと雲っていたため、かなり薄暗く、動くヒコーキを撮るのは、これが限界と判断し撤収しました。


JACの Q400 福岡空港

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先日、福岡空港にアプローチ(着陸のための進入)する天草エアラインのATR 42をご覧いただきましたが、同じ10月11日(日)の午後に撮影したヒコーキの中から、今日はJAC日本エアコミューターのボンバルディアDHC8-Q400の写真をご覧いただきましょう。雲をバックに機番JA849Cが撮影ポイントに近づいてきました。

上の写真と同じ機体が撮影ポイントを通過しました。この位置ではバックに明るい青空が広がっています。

上の写真の、JACボンバルディアDHC8-Q400を撮影して約1時間半後、夕方近い時間帯に機番JA845CのJAC・Q400が福岡空港のRWY34にアプローチして来ました。プロペラの動きを出すためにシャッター速度は1/320秒を選択しました。

撮影地点から遠ざかるJACのQ400、機番JA845Cを、ズームを360mmまでアップにしてシャッターを切りました。手前に黄色っぽい植物がありますが、実はセイタカアワダチソウです。JACのQ400には、まだ鶴丸塗装の機体が無いと聞いていましたが、これ!まだ飛んでいたの!という機体の遭遇しました。

なんと!旧JASカラーのJACボンバルディアDHC8-Q400に遭遇しました。機番はJA842Cで、撮影時刻は、いちばん上の写真より30分ほど前なのですが、正真正銘2015年10月11日の撮影です。まだ飛んでいたのですね。

このヒコーキは、上月隈(かみつきくま)中央公園の駐車場に着いた直後に、空を見てアッ!と思ってシャッターを切りましたが、この2枚しか撮れませんでした。旧JALカラーの2機よりも、撮影ポイントが飛行コースに近く、やや腹を写すアングルになりました。また周囲を樹木に囲まれているため、見通しが限られ、少し西側に移動して撮影を続けました。

福岡空港南側の上月隈中央公園の駐車場に停まっている、日産ノートのレンタカーは今回、私が48時間借りました。信号待ちなどの停車中はアイドリングストップが働き、走行レーンをはみ出すと警告音が鳴ります。試してはいませんが、追突防止のブレーキも備えています。燃費は高速道路を走ることが多く17.9km/リットル、まで伸びました。
旧JAS塗装のQ400はこの駐車場の敷地で撮影しました。自販機はありませんが、トイレがあり、よく整備された、きれいな駐車場です。


大韓航空のジャンボ機 福岡空港

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福岡空港の南にある撮影ポイント、上月隈中央公園で今回、撮影できた唯一のジャンボ機をご覧いただきましょう。大韓航空のボーイング747-400がアプローチしてきました。64mm相当で撮影しています。

地上の緑と雲を入れるために、24-105mmレンズをワイドいっぱいにセットしました。実質38ミリ相当になります。時刻表ではこの時間帯の便はボーイング737-900が使用されることになっていますが、ずいぶん大きな機体にシップチェンジしてくれました。

大韓航空のB747-400が撮影ポイントの真横を通過したところです。レンズは同じ38mm相当で、下の黄色っぽい花はセイタカアワダチソウです。

大韓航空ボーイング747-400が上月隈中央公園を通過し、福岡空港のRWY34に向かっています。レンズは64mm相当で、セイタカアワダチソウが目立っていますが、これも秋らしい光景かと思います。ジャンボが降りてくるとテンションが上がりますね。



オリエンタルエアブリッジのDHC8 福岡空港

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福岡空港で見られるレアなヒコーキにORC・オリエンタルエアブリッジのボンバルディアDHC8-Q200があります。ORCは長崎空港に本社を置き、長崎と壱岐・五島福江・対馬を結ぶほか、福岡と五島福江にも路線があります。夕方の16時過ぎ、五島福江からの到着機を撮ることができました。撮影ポイントの上月隈(かみつきくま)中央公園に接近するORCのDHC8-Q200です。

ORCのDHC8-Q200が撮影ポイントのほぼ真横を通過しました。オリエンタルエアブリッジは、このヒコーキを2機保有しています。

上月隈中央公園を通り過ぎ、福岡空港のRWY34に向かうORCのDHC8-Q400です。39席のコンパクトな機体ですが夕方の光を受けています。


MRJの初飛行は2週間延期!最近の県営名古屋空港

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MRJの初飛行を、来週(10/26〜30)から、2週間後の11月9日からの週に延期する。と、三菱航空機と三菱重工が今日(10/23)発表しました。理由は操舵用ペダルの改修が必要になったため、ということです。また、来週前半には飛行許可取得に向け国土交通省の飛行前審査を受審する予定で、許可取得後に高速走行試験を行うとの、発表もありました。
私は10月に入って平日に2回、県営名古屋空港に行きましたが、動いているMRJをまだ撮れていません。10月5日はFDA機が出払った時間帯に行きましたので、自衛隊のヒコーキはそれなりに撮れました。まず、タッチ&ゴーの訓練で、着陸後に離陸操作をして浮き上がったC-130H輸送機からご覧いただきましょう。

緩やかに上昇し、管制塔の上を通る航空自衛隊のC-130H輸送機です。レンズは約430mm相当で、1/320秒のシャッターを切っています。

航空自衛隊小牧基地に常駐しているヒコーキで、最大の機種がKC-767空中給油・輸送機です。12:30過ぎに601号機が着陸しました。目いっぱい望遠の640mm相当で1/1,000秒のシャッターを切っています。白いタイヤスモークがいい感じだと思います。

13:15過ぎに、今度はKC-767の602号機が離陸しました。ボーイング767-200ERをベースに作られた機体ですが、客席の窓を埋めた跡が原版では確認できます。レンズは460mm相当で、エンジンのブラスト(噴流)が右下に出ています。
MRJの初飛行が2週間延期されたことで、滑走路での走行試験を撮るチャンスは増えるのかもしれませんね。


AIR DOがセントレアに就航

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昨日(10月25日)から航空業界は冬ダイヤに入りました。今回の目玉はAIR DO(エアドゥ)が初めてセントレアに乗り入れたことです。アクセスプラザからターミナルビルの3階に上がりますと、天井から大きな吊り広告が下がっていました。

AIR DOの初便、新千歳からの ADO130便が定刻より少し遅れてセントレアのRWY36に接地しました。両方のタイヤから、きれいに白煙が上がっています。640mm相当の望遠で、この大きさが精一杯です。

セントレアに着陸したAIR DOのボーイング737-700がエンジンを逆噴射しながら減速しています。この日は北北西の風が強く、海には白波が立っていました。

AIR DO130便が滑走路を離れ、高速脱出誘導路を進みます。機体に太陽光が回り、対岸にある四日市のコンビナートの煙突も見えて、セントレアらしい風景だと思います。

AIR DOのボーイング737-700がスカイデッキ前をスポットに向かいます。機番JA07ANはANAから移籍した機体で、AIR DOではオールエコノミー144席で運航しています。

9番スポットに向かうAIR DO130便の後方に、NAC名古屋エアケータリングの機内食工場が見えます。AIR DOは、この日からセントレア⇔札幌(新千歳)に3往復、函館に1往復、就航しました。いずれもANAとのコードシェア(共同運航)便で、函館便はANAからAIR DOに移行した形です。札幌便はANAが2便減便し、トータルで1便増便になります。

セントレアの国内線9番スポットに到着したAIR DOのボーイング737-700は、折り返し函館行き初便ADO 127便になります。ANAとのコードシェア便をネット予約する場合、実際に運航する会社のサイトと、ANAのサイトでは運賃が微妙に違います。ANAのマイル会員の方は、加算されるマイル数も加味して比較することを、お奨めします。

セントレアの4階から、エスカレーターで3階へ降りるとき、AIR DOの吊り広告は、ご覧のような図柄になっていました。AIR DOのマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」が雪の札幌市内でキャリーバッグを転がしている図柄が描かれています。


MRJ初飛行の随伴機候補?

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初飛行が11月9日〜13日に延期されたMRJ・三菱リージョナルジェットですが、初飛行には2機の随伴機が飛行することになっています。1機は三菱重工の社有機で、もう1機は防衛省にお願いするということです。三菱重工の社有機といえば、三菱重工が開発したビジネスジェットMU-300で、現在はホーカー・ビーチクラフト ホーカー400Aが考えられます。写真は10月20日、県営名古屋空港のRWY34に向かって誘導路を進む、三菱重工社有機ホーカー400、機番JA78MAです。エアポートウォーク駐車場の、駐車スペース(柵の手前)から640mm相当の望遠でシャッターを切りますと、金網が気にならなくなりました。機体には三菱重工の漢字と英語の表記がありますが、無線の免許では三菱航空機の所有になっています。機番の末尾MA(MITSUBISHI AIRCRAFTの略?)も納得ですね。

こちらは日本製の三菱MU-300 機番JA30DAです。 三菱重工の子会社、ダイヤモンドエアサービスの機体で、2012年10月セントレアの国際航空宇宙展で展示されていました。日本製にこだわれば、こちらかもしれませんが可能性は低いと思うのですが・・・。

航空自衛隊の随伴機候補は、T-4練習機が有力かな?と思います。静かで機動性に優れていますので、適任だと考えますがいかがでしょうか?写真は10月5日、県営名古屋空港で撮影した、浜松基地所属のT-4です。

実際に飛ぶのは岐阜基地所属の機体が有力か?と思います。岐阜には飛行開発実験団というテストパイロットのプロ集団がいます。機体の状況などを伝えて、的確なアドバイスを与えるのは、熟練したテストパイロットでなければ出来ない仕事でしょうね。初飛行するMRJの操縦も、ここの出身者が担当するのでしょうか?こちらのT-4は昨年11月の岐阜基地航空祭のときに撮影しました。RWY10のランウェイエンド(滑走路端)でキャノピーを開けて待機しています。


向かい風20ノットの離陸 セントレア

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AIR DOがセントレアに初就航した10月25日は北よりの風が強く、スカイデッキは寒かったです。時刻表で9:55着のAIR DOボーイング737-700を待って、RWY36の着陸ポイントを望める、スカイデッキ先端近くの南側で待機していました。普通なら、離陸機を狙えるポイントではないのですが、この時間帯は10m/秒を超える北北西の風が吹いていました。(気象庁のウェブサイト調べ)時速20ノット・約37kmの向かい風の威力は絶大で、軒並み早めに上がって行きます。大韓航空のボーイング777-300ERが、世界最強のGE90-115Bエンジンを抑え気味に回し、軽々と離陸して行きます。セントレアのスカイデッキ北側のフェンスを飛び越えるシーンが撮れました。

プロペラ機のボンバルディアDHC8-Q400は、もともと早めに上がる機種です。離着陸機が多いときは、途中から滑走路に進入することができず、滑走路の南端から進入しますが、3,500m滑走路の1/4足らずで浮き上がりました。スカイデッキの前を通過するときは脚もきれいに収納されていました。

ANAボーイング737-500もセントレアのRWY36、滑走路南端から早々と離陸し、こちらも脚の収納を終えて上昇しています。

こちらはデルタ航空のグアム行きボーイング757-200が機種上げ操作を行って、前輪が浮き上がった瞬間です。AIR DO機の着陸狙いで構えていたカメラで、滑走を始めて約1,400m地点で機首上げする、このシーンが撮れたのも、強い向かい風のおかげです。無風のときは対地速度と対気速度が同じですから、250kmで機首上げをするヒコーキは正味250km必要ですが、20ノット・約37kmの向かい風が吹いていれば、対地速度213kmで大気速度250kmが得られ、機首上げができることになります。写真を撮る側は、帽子を飛ばされたり、レンズが揺れたり大変ですが、離陸時の強い向かい風はヒコーキにとっては燃料節約につながりそうですね。


MRJは飛行許可取得!今日はF15の着陸シーンも

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11月9日〜13日に初飛行を予定しているMRJ・三菱リージョナルジェットですが、今日、三菱航空機が国土交通省から飛行許可を取得したと、発表がありました。今後、高速走行試験及びその評価等を実施し、11月9日の週に予定している初飛行に備える。と、いうことです。写真は10月18日に撮影したMRJの量産工場の建設工事現場ですが、ターミナルビル側(東側)の壁面に足場が組み上がっています。南方向の様子です。

MRJの量産組立工場の東側壁面の北方向です。道路を挟んだ北側の敷地にはMRJのペイントハンガー(塗装工場)が建設されます。航空会社へ納める初号機は、そこでANAカラーにペイントされるのですね。

10月20日に撮影した、航空自衛隊F-15Jの着陸シーンをご覧いただきましょう。まず県営名古屋空港の滑走路上空で右に急旋回を始めたところです。展望デッキから640mm相当の望遠で追いかけました。

旋回を続けているF-15Jが主翼上面をこちらに向け、きれいに光が当たりました。640mm相当でも、機体が小さいですね。

着陸したF-15Jは、主脚が接地した後、しばらく前脚を浮かせたまま滑走しています。主翼上のスポイラーを立て減速しつつ、昇降舵が機首上げにセットされています。

前輪も接地したF-15Jです。垂直尾翼の所属飛行隊のマークは消されています。

着陸後は、航空自衛隊の小牧基地ではなく、三菱重工の格納庫に向かいました。F-15Jは三菱重工がライセンス生産し、整備も行っています。ちなみに地上の写真も全て640mm相当で撮影しています。


ANA・JALのB777 福岡空港

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今日(10月30日)発売の月刊エアライン12月号の特集が「トリプルセブン」でした。就航20周年になるのですね。先日(10月11日)晴れた福岡空港でRWY34に着陸するヒコーキを1時間半ほど撮影しましたが、コミューターやリージョナルなど小型機が多い中、ときおり羽田からのボーイング777が到着します。まずJALのB777-200が接近してきました。約90mm相当で撮影しています。

JALのボーイング777-200が撮影ポイントの上月隈中央公園を通過します。機番JA010Dは旧JASが導入した機体で、スカイネクスト仕様に改装済みです。こちらの写真もレンズは約90mm相当で撮影しました。

ANAのB777-200スターアライアンスカラーが、撮影ポイントの上月隈中央公園に近づいて来ました。レンズは約50mm相当で、この大きさになります。

同じ約50mm相当で撮影ポイントの真横に来た機体を撮ると、この大きさになります。雲が多いですが機体には陽が当たってくれました。

ANAのB777-200スターアライアンスカラーが福岡空港RWY34に向かって降下して行きます。上月隈中央公園のフェンス沿いにある、セイタカアワダチソウが少し写りました。レンズは168mm相当です。

次のANAボーイング777-200が接近してきました。レンズを最もワイド側にセットし約38mm相当で狙ってみました。小型機では小さすぎますが、B777ですと程よい大きさで写ってくれます。

標準ズームを105mm(168mm相当)にして遠ざかるANAボーイング777-200を撮りました。セイタカアワダチソウが存在感をみせています。

最後にJALのボーイング777-200を風景を絡めて狙ってみました。約50mm相当で、上月隈総合公園の樹木の上部が、かろうじて写りました。

JALのボーイング777-200が、ほぼ撮影ポイントの真横にきました。レンズは約45mm相当です。

JALのボーイング777-200がセイタカアワダチソウの上を通過します。機番はJA8978で、こちらも旧JASが導入した機体です。レンズは64mm相当で秋らしい写真になったかな?と思います。



なかなか撮れないMRJ 初飛行に向け新サイトを開設

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昨日(11月1日)の夕方、テレビのローカルニュースでMRJ・三菱リージョナルジェットが初めての高速走行試験を行った。と報じていました。一昨日は県営名古屋空港に行ったのですが、日曜日にやりましたか!またも撮り損ないました。写真は三菱航空機提供のMRJ飛行試験機初号機で、11/9〜11/13日に初飛行を予定している機体です。
三菱航空機と三菱重工は今日、初飛行に向けて新サイトを開設しました。詳しいことは両社の公式ウェブサイトをご覧ください。また、この新サイトで初飛行当日は離陸と着陸の模様を生中継で配信する予定だということです。県営名古屋空港の展望デッキは初飛行予定の期間中、閉鎖され、空港職員も報道関係者も立ち入れないと聞いています。両社は空港周辺に一般の方々を対象にした見学スペースを設けることはありませんので、周辺の混乱を避けるためにも、動画配信でご覧頂くよう協力を呼びかけています。

こちらはANAカラーにペイントされた飛行試験機5号機です。この写真も三菱航空機提供のカットです。ANAはMRJのローンチカスタマー(最初に発注し、初号機を受け取る顧客)ですが、ボーイング787のローンチカスタマーでもあります。787では飛行試験機の2号機がANAカラーで飛んでいました。その機体はセントレアにも飛来実績があります。ローンチカスタマーは開発に加わって、自社の要望を反映できるメリットがありますが、開発が大幅に遅れたりしますと、機材調達計画に穴があくリスクも背負います。それを買って出るANAは航空機メーカーにとって、頼もしい存在だと思います。


ついに撮れました!MRJ 

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11月3日、今日こそはMRJが撮れますように!と願いながら、お昼前に県営名古屋空港の展望デッキに到着しました。いつもより北側の三菱重工の格納庫前に、タラップを付けたMRJがいましたので、今日は動いてくれるのではないか?と期待しました。この日は朝、滑走路で高速走行試験を行った、という会話が周りから聞こえてきます。お昼前から13:30頃まではFDA・フジドリームエアラインズの離着陸が無い時間帯ですが、この時間にはMRJは動きませんでした。次のFDAの空白時間は15時前から始まりますが、この日はチャーター便があり、それを待って15:10過ぎ、MRJは牽引車に引かれて誘導路を南に進んできました。目いっぱい望遠の640mm相当で機体を追い、フェンスなどの障害物をクリアしたところでシャッターを切りました。

MRJ飛行試験機初号機が展望デッキに近づいてきました。私はデッキの北側に陣取っていましたが、ポジション取りは良かったと思います。レンズは320mm相当で、後方に航空自衛隊のKC-767空中給油機が絡みました。

県営名古屋空港のターミナルビル北側の、ビジネス機スポットのところで、牽引車が右折します。後方に御嶽山が見えていましたので約215mm相当まで引いてシャッターを切りました。滑走路上にMRJがいれば、より御嶽山を大きく絡めることができると思いますが、それは叶いませんでした。

ビジネス機エプロンの東側で右ターンをしているMRJの、ほぼ真横を撮ることができました。細長い胴体、シャープなフォルム、太いエンジンが特徴で、ずばり「カッコいい」と思います。長い機体を収めるため、レンズは175mm相当になっています。

北向きに停止したMRJの機首を640mmのアップで撮りました。タラップが付けられ、ドアが開きました。エンジンの「プラット&ホイットニー」マークが目立っています。

MRJのタラップからは人が降りてきますが、滑走路RWY34をFDAの4号機エンブラエル170が離陸しました。滑走路の南端から離陸滑走を始めましたので、MRJと絡んでくれるか?早く上がり過ぎないか不安でしたので、いちばん引いた160mm相当で構えていましたが、いい場所で上がってくれました。10コマ/秒のモードで、16コマも連写していました。FDA機に気をとられている間に、MRJの機内は無人になり、テストパイロット他、機内にいたメンバーが、「お疲れ様でした!」という感じで挨拶し、南側の建物の方向へ移動。MRJはドアを閉め、タラップを離し、牽引車が取り付けられました。残念ながら、この後のテスト走行は無いと確信せざるを得ませんでした。

県営名古屋空港ターミナルビルの北側のスポットから牽引されていくMRJ初号機です。この後、屋外の定位置ともいえるエンジンテストを行う施設、ブラストフェンスの北側に、機首を北向きに停めました。高速走行試験はもとより、エンジンを回して自走する姿も見ることができませんでしたが、朝は展望デッキからは逆光ですから、これだけ順光の美しい機体が撮れ、御嶽山やFDAの離陸機と絡んだ写真まで撮れたのは、大収穫でした。来週の11/9〜13に行われる予定の、初飛行の前に撮れて良かったです。これからはMRJ初号機の地上での写真は、自前で用意できますね。


MRJ ライバルとのフォルム比較 

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昨日のブログで11月3日に撮影したMRJの順光写真をご覧いただきましたが、MRJの最終組み立ては三菱重工の小牧南工場で行われています。航空機の最終組み立て工場は飛行場に隣接していないと成立しません。MRJの場合、県営名古屋空港がそれに当たります。県営名古屋空港はFDA・フジドリームエアラインズの拠点空港です。FDAが使っている機材はブラジル製のエンブラエル170・175です。世界的にもこのクラスのジェット旅客機のなかで、よく売れている機種で、MRJがトータルで、明らかに上回らなければならないライバル機です。ほぼ、真横からのアングルでフォルムを比較しようと思います。FDAの1号機、76席仕様、全長29.9mのエンブラエル170の前輪が浮き上がった瞬間です。

こちらはFDAの6号機エンブラエル175で座席を2列8席増やし84席とした、胴体延長タイプで全長は約31.7mです。こちらは着陸機ですが、上の写真と比較しますと、確かに長いとお分かりいただけると思います。

一方MRJのフォルムは明らかに細身です。こちらは92席が標準で、全長は35.8mありますが、エンブラエルよりも、胴体の高さが少なく、後部ドアの後方が長いのが特徴です。エンブラエルは床下に荷物室があるのに対し、MRJは胴体後部に荷物室があります。これにより、MRJは客室の高さを確保し、荷物の積み下ろしが容易であり、空力特性に優れていると三菱航空機はアピールしています。またMRJはエンジンの太さも際立っていると思います。


MRJ写真第3弾 アップのカットも !

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11月3日にMRJを撮影したのは、カメラの内蔵時計によりますと15:10〜15:45の35分間でした。(若干遅れぎみですが)その間、約250回シャッターを切りましたが、実は牽引車もタラップも付いていない状態のカットはこの1枚だけでした。撤収のためタラップがはずされ、牽引車が装着されるまでの時間は、ほんのわずかでした。

県営名古屋空港のターミナルビル北側に牽引車で移動中のMRJ飛行試験初号機を640mm相当のアップで撮りました。牽引車には前後を向いた2人のドライバーが乗っています。

ターミナルビル北側のスポットに、北向きに停止したMRJを約560mm相当で撮影しました。MRJの牽引車(トーイングカーと業界では呼びます)は車輪と接続する棒(トーバー)のない、トーバーレスタイプで、前輪がトーイングカーに乗っています。また、左の主脚(主翼の下)に輪止めを置く作業が行われています。

最後にMRJの機体後部のアップをご覧いただきましょう。上の写真と同じ約560mm相当で撮影しています。垂直尾翼、中央の黒にMRJの白い文字がカッコいいと思います。ドアの右下に「JA21MJ」の機番が小さく書かれています。水平尾翼の下の胴体下部にテイルスキッドと呼ばれる、尻もち状態になったときに、機体の破損を防ぐための装置が展開しています。
いよいよ来週11/9〜13に初飛行ですね。とにかく無事に離陸して、着陸してくれることを願っています。私は当日、16時から放送の「山浦・深谷のヨヂカラ」のヨヂカラニュースの時間にレポートする予定です。


MRJと同様、スマートなナローボディ機

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今日(11/9)からMRJが初飛行する週になりました。11月7・8両日には県営名古屋空港の滑走路で200kmを超えるスピードで、前輪を浮かせる試験を行っていました。私はテレビのローカルニュースで見ましたが、まさに飛ぶ一歩手前でしたね。11月3日に撮影したMRJ飛行試験機初号機の真横に近いカットをご覧いただきますが、後方に航空自衛隊のKC-767が4機、翼を休めています。KC-767は胴体が短いボーイング767-200ERをベースにしていますので、ズングリした印象を受けます。MRJがより一層スマートに感じますが、MRJは全長35.8m、エコノミーの席が通路を挟んで2-2ですので、窓が大きいことが特徴です。エンジンはプラット&ホイットニーのPW1200G型を搭載しています。MRJにフォルムが似たヒコーキはボーイングとエアバスにもありますので、ご覧いただきましょう。

写真のヒコーキはセントレアで撮影したデルタ航空のボーイング757-200です。通路1本のナローボディ機で全長は47.32m、エコノミークラスは通路を挟んで3-3に配置されています。デルタ航空では実質的に2クラス181席で運航しています。ボーイング767と同時に開発されましたが、B757は2004年に生産を終えています。デルタ航空のB757はプラット&ホイットニー2000シリーズのエンジンを搭載し、ボディとエンジンの太さのバランスもMRJに似ていると思います。ただし、B757は小さな窓がたくさんあるところがMRJとは違います。

こちらはフィリピン航空のエアバスA321です。こちらもセントレアで撮影しました。フィリピン航空は実質2クラス199席で運航しています。全長は44.51mで、エコノミークラスは通路を挟んで3-3、胴体はボーイング757よりも少し太く、手荷物や貨物を床下にコンテナで積むことができます。エンジンは細身のIAE(プラット&ホイットニー、ロールスロイス、日本企業などの合弁会社)製V2500を搭載しています。主脚のタイヤが片側2本づつなのは、MRJと同じですね。


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