
10月3日は午前10時ごろからセントレアフォトコンテスト入賞者の特別撮影会が行われました。最初と最後に国際線エプロン南側に駐機しているボーイング787の初号機・ZA001のすぐ傍に行き撮影しました。最初は午前10時すぎ、左前方から撮影しましたが、機首の右側に工事用のクレーンがあり、レンズを左に振ってかろうじて画面からカットしました。

同じ場所から機首をアップで狙いました。7月7日の贈呈式のときも撮ったのですが、あの日は雨でしたので、ここまできれいな写真が撮れたのは初めてです。コックピットの窓の下に、このヒコーキのファーストフライトとラストフライトを担当した2人の機長。「キャプテン マイク・キャリカーとキャプテン ランディ・ネヴィル」の名前が書かれています。前脚のカバーに「ZA001」と白い文字で書かれていますが、初飛行のときには書かれていなかったと、シアトルで撮影した伊藤久巳さんが説明してくれました。

滑走路西側の撮影ポイントをバスで出発し、空港の南側を通ってゲートに向かいました。ZA001には後ろから接近します。12時を過ぎていますので、基本的に逆光になります。+2/3の露出補正をかけています。垂直尾翼の先端にワイヤーを切った跡があります。

真横からワイドいっぱいの24mmでシャッターを切りました。手前の水溜りに機体の一部が反射し、いい雰囲気だと思います。空の色が、かなり青いと感じるかもしれませんが、PLフィルターは使わず、風景モードを選択しています。太陽との位置関係で空の色は変わってきます。

機体の前方からエンジンと主脚まで切り取りました。BOEINGのロゴや、エンジンのロールスロイスマークが目立つアングルだと思います。

最後はボーイング787初号機ZA001の機首アップを横から狙いました。今後、博物館の建物の中に展示されると、このような写真は撮れなくなりますが、コックピット窓の内側にある目張りは無くなり、すっきりすると思います。また、屋内の照明などでキラキラ輝くのでしょうね。それも楽しみです。