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Channel: 酒井弘明ヒコーキ写真
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石垣島に行ってきました。

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一昨日・昨日とブログをお休みいたしましたが、2月20日から23日まで沖縄、主に石垣島に行っていました。新石垣空港が開港してから初めてのフライトですが、到着が夜でしたので21日は朝から空港へ行き、まずは展望デッキに上がりました。晴れたり曇ったりの不安定なお天気でしたが、収穫は十分ありました。まず10時半ごろJTAのボーイング737-400「ジンベエジェット」が羽田から到着しました。

新石垣空港のターミナルビルは滑走路の東側(海側)にあるため、ヒコーキと海を絡めることは出来ません。そこで反対側の撮影ポイントに移動しました。以前、月刊エアラインでルーク・オザワさんが紹介していた、パーラーの屋根に上がらせてもらい撮影しました。パーラーは営業していませんでしたが、快く撮影させていただきました。JTAのボーイング737-400「さくらジンベエ」が那覇に向けて離陸しました。薄日が当たっている程度のコンディションですが、主脚のタイヤが離れた瞬間が撮れました。

もう1機、スペシャル塗装機が飛来しました。ソラシドエアのボーイング787-800「くまモン」です。陽が当たって海の色がきれいになってきましたので、急いでPLフィルターを装着しました。珊瑚礁の中と外側の海の色が明らかに違うと思います。那覇空港に向かって新石垣空港RWY04から離陸しました。

羽田からRWY04に着陸したANAのボーイング787-8が2,000m滑走路の先端から誘導路に出ました。機体の真横が順光で撮れましたが、後方には珊瑚礁はなく、白波が打ち寄せています。今月は1日1往復、787-8が運航しています。

昨日(2月23日)那覇空港からセントレアに着きましたら、新千歳空港でJALのボーイング737-800が右側のエンジンから発煙のトラブルがあり、脱出シューターを使って緊急脱出したというニュースを知りました。機番はJA322J、スカイネクスト仕様の新しい内装の機体でした。実は2月7日、セントレアでこの機体を撮影していましたが、ちょうど右側の第2エンジンが写っています。国土交通省から重大インシデントと認定され、事故調査官の調査が行われています。これまでの搭乗経験からエンジン点火のときに「ボッ!」という、かなり大きな音を聞いたことがあります。ジェット燃料は、ほぼ灯油と同じですから、展望デッキなどで灯油の臭いがすることは珍しくありません。緊急脱出自体は機長の判断を尊重しますが、映像で見る限り、荷物を持って脱出した乗客が少なくありません。ハードなキャリーケースを地上で引いていた人も見かけました。シューターを傷めて、後の乗客が脱出できなくなったら困りますので、慎みたいですね。



新石垣空港と RAC Q400 初号機

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新石垣空港の玄関には「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」の文字が刻まれています。写真は撮り忘れましたが、台風に備え、正面玄関のガラスドアは側面に隠れています。

ターミナルビルの正面には駐車場があり、空港のマスコットキャラクターの「パイーグル」の像があります。八重山諸島に生息する特別天然記念物「カンムリワシ」のイーグルと、ぱいぬ島のパイを合わせたネーミングでしょうね。詳しいプロフィールは横のプレートに書いてありました。

文字が小さくて読みにくかったらごめんなさい。好きなアイドルが Perfume というのが、少し意外かも?

新石垣空港には「ピカリャー」というマスコットキャラクターもいます。石垣島周辺の八重山諸島は竹富町(たけとみちょう)に属しますが竹富町のキャラクターがこの「ピカリャー」です。特別天然記念物のイリオモテヤマネコをモデルにしていると言われていますが、なかなかカワイイと思います。黄色い腹の部分に、なぞの模様がありますが、竹富町に所属している島の形が描かれているようです。いちばん大きいのが西表島(いりおもてじま)です。ちなみに現在の竹富町役場は各島との交通の便が良い、石垣市の港の近くにあります。

新石垣空港の4階には、直通エレベーターで上がれる展望デッキがあります。滑走路の正面方向には、大きめの四角い金網があり、フィルター径77mmのレンズは、フードを外せば出せますが、少ししか動かせません。横方向から後ろにかけては、金網がありませんので、着陸寸前や、離陸の写真は横から狙った方が良さそうに感じました。午前11時近くに白いプロペラ機がアプローチしてきました。初めて見るRAC琉球エアコミューターのボンバルディアDHC8-Q400です。目いっぱい望遠の640mm相当で、プロペラの動きを感じる1/250シャッターを切り続けました。

新石垣空港のRWY04に着陸寸前のRACボンバルディアDHC8-Q400初号機です。レンズは約430mm相当で、これより右側は金網に遮られます。このDHC8-Q400は貨客コンビ機のQ400CCカーゴコンビ型で、ボンバルディアにとって初のQ400貨客コンビ型機です。

ターミナルビルに近づいてきたRACのDHC8-Q400CC初号機です。展望デッキの金網からレンズを出して約215mm相当で撮影しています。通常74席のQ400を50席に抑え、機体後部に貨物室を設けています。RACは現在39席のDHC8-Q100を4機、50席のDHC8-Q300を1機保有していますが、これらは生産停止になっています。座席が50席までですと1人の客室乗務員で運航でき、座席の供給過剰が防げます。マグロや車えびなどの貨物需要も見込めるため、いいアイデアだと思います。

到着から約1時間後にRACのDHC8-Q400は新石垣空港を離陸しました。この機種はまだ就航前で、乗員訓練が行われています。下地島空港で訓練を行っていたという目撃情報も聞きました。路線就航が楽しみですね。


初乗り・初撮り JTA B737-800初号機

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JTA日本トランスオーシャン航空は、これまで全便をボーイング737-400で運航してきましたが、2月10日から新型のボーイング737-800を那覇⇔福岡・宮古に就航させました。今回、石垣からの帰り、宮古を経由してボーイング737-800に搭乗しました。宮古空港でボーディングブリッジを使って乗り込む前に機首部分を撮りました。トーイングカーが、さくらジンベエ色に塗られています。

普通席はJALのSKY NEXTと同じ黒い本皮の薄型シートです。足元のスペースは十分に余裕があります。

JTAのボーイング737-800の普通席を後方から撮りました。真新しい機体は気持ちがいいですね。

私が座った最後部の1列前、右窓側の30K席から前方の天井方向を撮りました。小型モニターにはセーフティーデモが流れています。天井や頭上手荷物スペースは最新のスカイインテリア仕様です。ソラシドエアのB737-800は全てこのタイプですし、スカイマークの新しい機体もこのスカイインテリアを採用しています。私は乗ったことがありませんがLCCの春秋航空日本のB737-800もスカイインテリア仕様です。JAL・ANAは混在を嫌ってか従来型のインテリアを採用していますので、JALグループとしては初のスカイインテリア仕様のB737-800となります。天井の色が変えられるLED間接照明や、B777シリーズと似た形の荷物棚の蓋が、新しさと、頭上のゆとりを感じさせます。

JTAのB737-800の前方4列は2-3のクラスJシートが並んでいます。JAL機と同じシートですが、沖縄伝統の紅型(びんがた)ヘッドレストカバーが、沖縄のエアラインらしさを演出しています。

那覇空港到着後24番ゲートから降機しました。機首に737-400と同様「うちな〜の翼」のロゴが書いてあります。

宮古から着いたJTAのB737-800は折り返し福岡へ向かいます。使用滑走路は南寄りの風向きだったためRWY18。誘導路を北向きに進みますが、後方で新滑走路建設の埋め立て工事が進んでいます。レンズ約250mm相当、ISO 1,000で撮影しています。

JTAのB737-800初号機が撮影ポイント、ターミナルビル4Fのガラス張りの展望スペース前を進みます。手前に見える主翼とエンジンは、ソラシドエアの石垣行きボーイング737-800のものです。

離陸滑走を始めたJTAのボーイング737-800初号機です。登録機番はJA01RK。RKは琉球を意味するものと思われます。

RWY18の、残り8,000フィート、約2,400m地点付近を滑走するJTAのB737-800です。バックに埋め立て工事の様子が見えますが、撮影ポイントから遠いため、レンズは約360mm相当の望遠になり、工事現場の様子が大きく写りました。18:20ごろの撮影でISOは1,600に上げてシャッタースピード1/400秒をキープしました。


寿命の長い大型軍用機 嘉手納基地

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嘉手納基地の撮影ポイント「道の駅かでな」の屋上からは、広大な嘉手納基地が見渡せますが、視界が遮られている範囲も少なくありません。2本の滑走路の向こう側に数機の大型機が駐機していました。ご覧のヒコーキはKC-135空中給油機ストラトタンカーですが、嘉手納に常駐している機体ではありません。原版を見ますとAMCの文字があります。AIR MOBILITY COMMAND(航空機動軍団)の所属機です。KC-135は第1世代のジェット旅客機ボーイング707と同世代に設計された機体です。

こちらはAMC所属の空中給油機KC-10エクステンダーです。KC-135よりも大型で、初期のワイドボディ旅客機ダグラスDC-10がベースになっており、垂直尾翼を貫通する第2エンジンが特徴です。

最後は米軍最大の輸送機ロッキードC-5ギャラクシーで、やはりAMCの所属です。垂直尾翼にSuper Galaaxyの文字がありますので、コックピットの近代化やエンジンの換装など、延命改修を済ませたC-5Mスーパーギャラクシーです。C-5の初飛行はボーイング747よりも早い1968年です。民間機のB747は747-400、さらに747-8と新しいタイプが出て、古い機体は次々と退役していきましたが、軍用輸送機は機体を残して近代化しているのですね。
以上3枚の写真は640mm相当の望遠に1.4倍のテレコンバーターを装着して撮影しました。900mm近い超望遠になっていますが、駐機場の位置が撮影ポイントから遠いため、超大型機のC-5Mでも画面いっぱいにはなりません。


RAC DHC8 Q100に搭乗

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琉球エアコミューター・RACの小型プロペラ機、カナダ・ボンバルディアDHC8-Q100に石垣から宮古まで乗りました。先日このブログに載せたJTAのボーイング737-800の初号機に乗り継ぐためのフライトです。石垣空港に搭乗機が到着しました。

搭乗するRACのDHC8-Q100の向こう側にはANAのボーイング787-8が駐機しています。

DHC8-Q100の座席数は39席。一見、観光バスの車内のようですが、座席の幅はこちらの方が広いと思います。この便は39席、満席でした。

足元も狭くはありません。中型のカメラバッグが前の座席の下にきちんと納まります。

宮古空港に着陸する前にはご覧のような陸地と海が、車輪と一緒に見えます。ちなみに進行方向は写真の右側になります。主翼が胴体の上にあるヒコーキは窓側席のどこからでも下を見ることができます。


三菱航空機提供MRJ最新画像と随伴機ホーカー400

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昨日(3月2日)三菱航空機からMRJニュースレターが配信されました。ニュースレターに掲載された画像のデータがプレスに提供されましたので、2カットご覧いただきましょう。まずシンガポールエアショーのMRJのブースの写真です。ステージ上にはモックアップと呼ばれる胴体を輪切りにした、実物大模型が置かれています。窓越しに白っぽいシートも見えますね。シンガポールエアショーの会場では2月16日、アメリカの航空機リース会社、エアロリース社から20機の発注があることが発表されました。  写真提供 三菱航空機(株)

こちらは2月24日に行われた、MRJ飛行試験機初号機の6度目の飛行試験の離陸シーンです。この日はステルス実証機 X-2の地上走行が公開され、滑走路上のX-2と誘導路上のMRJのツーショット写真が新聞紙面を飾りました。  写真提供 三菱航空機(株)

ここからは随伴機としてMRJと一緒に飛ぶ機会が多い、三菱重工が開発したビジネスジェット、元MU-300。現ホーカー・ビーチクラフト ホーカー400、三菱重工社有機の離陸シーンをご覧いただきましょう。バックの御嶽山を適度な大きさで画面に収めようと約385mm相当で撮影しますと、全長15m弱の機体はご覧のように小さくしか写りませんでした。

撮影した2月11日の午後は三菱重工の社有機、ホーカー400はタッチ&ゴーの訓練を行っていました。県営名古屋空港の展望デッキから640mm相当で撮影していますが、ちょうど管制塔の前を通過しました。PLフィルターを装着していますので、ISOを320まで上げて1/1,000秒のシャッター速度をキープしています。

上昇を続ける三菱重工のホーカー400ですが、脚の収納動作が始まっています。このヒコーキが離陸すると「この後MRJが離陸してくれないかな?」と、ついつい期待してしまいます。


海保・石垣航空基地の「かんむりわし」水浴びも

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新石垣空港には海上保安庁の航空基地があります。ターミナルビルの南側に海保のエリアがあり、フェンスの向こう側には、レンタカーの営業所が集まっています。2機のヘリコプターが表に出てきましたが、イタリア製のアグスタウェストランドAW139で、2機とも、八重山地方に生息する国の特別天然記念物「かんむりわし」の愛称が、コックピットのドアに書かれています。

海上保安庁のAW139、機番JA972A「かんむりわし」が新石垣空港のRWY04から離陸しました。

離陸後、上昇しターミナルビルから遠ざかる海上保安庁石垣航空基地所属のAW139です。最高巡航速度300kmを超える、高速中型へりです。

2時間半近いフライトを終えて新石垣空港にもどってきた、AW139「かんむりわし」です。滑走路を離れた後も、誘導路の上を低空で飛行しながら移動し、着陸地点に向かいます。八重山諸島は離島が点在し、急患が出ると海上保安庁のヘリが出動し、石垣島にある沖縄県立八重山病院に救急搬送しています。

着陸後シャワーを浴びる、海上保安庁AW139「かんむりわし」です。海上を飛行することにより付着した塩分を洗い流しています。ローター(回転翼)は止まっていますが、乗員は全員搭乗したままですね。以前、嘉手納基地で米海軍のP-3Cが、フェンスの向こうでシャワーを浴びている様子を見た記憶がありますが、間近で見たのは初めてです。下から勢い良く水が噴射されていますが、これぞ、かんむりわしの水浴び?


新石垣空港お奨め撮影ポイント

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新石垣空港の展望デッキは、尾翼が鶴丸のJTAボーイング737-400の上にあります。ANAのB737-800の上にある管制塔ともども、珊瑚礁の海とヒコーキを絡めた写真を撮ることはできません。滑走路の山側に回り込む必要があります。空港敷地北側にある、カラ岳(地図によってはカーラ岳)に登って撮影した、プロ・アマ写真家の作品を何点も見ました。高さは135mほどの低い山ですが、登山道・遊歩道が整備されておらず、ハブもいると聞きますと私は遠慮します。もっと手軽に撮影ができるポイントがあるのです。

新石垣空港の山側を走る国道から、駐車場入り口方向に入っていきますと、空港のフェンス側にパーラー兼、駐車場管理事務所があります。冬場はパーラーの営業をしていませんが、快く屋根に上らせていただきました。UP↑OK!の表示が嬉しいですね。

では、そこから撮ったJTAのボーイング737-400のノーマル塗装機の着陸と離陸シーンをご覧いただきましょう。着陸機が2,000m滑走路の中間点に差し掛かったところです。エンジンの逆噴射と主翼のスポイラーで減速中です。手前にISHIGAKIの白い文字の一部が写っています。

滑走路のエンドから誘導路に入るJTAのボーイング737-400です。機体は完全な順光になりますが、この位置の海は珊瑚礁の色ではありません。

誘導路を南に進み、ターミナルビルに向かうJTAのB737-400です。午後1時半ごろの撮影ですが、まだ完全な順光にはなっていません。

上の写真の到着機の直後に撮影したJTAボーイング737-400の出発機です。主脚のタイヤが滑走路を離れ、背景の海が美しいシーンです。

離陸したJTAのB737-400の機体が海をバックに上昇しています。滑走路に機体の影が映っています。レンズは約245mm相当で、ヒコーキが少々小さめですが、海とのバランスを考えて、このサイズで撮ってみました。このポイントは滑走路よりも高い位置で、空港のフェンスをクリアできます。離着陸機があると、その都度、屋根の上で撮影させていただきました。
さて、私ごとですが、今日(3月7日)からニュースアナに復帰いたしました。月曜・火曜で担当することが、あるかと思いますが今後とも、よろしくお願い申し上げます。



米韓合同軍事演習にも参加 F - 22ラプター 嘉手納

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米韓合同軍事演習が、過去最大の規模で行われています。そのなかにステルス戦闘機F-22ラプターが参加していることが報道されています。2月23日に短時間ですが嘉手納基地の撮影ポイント「道の駅かでな」に行きましたが、約900mm相当の超望遠で駐機しているF-22ラプターを撮りました。左後方に薄っすらと見える照明灯は広島カープのキャンプ地、沖縄市の「コザしんきんスタジアム」です。一見すぐ近くに見えますが、実際は4kmほど離れています。超望遠レンズの圧縮効果がもたらすマジックです。

嘉手納基地に駐機する3機のF-22ラプターの前を、着陸した嘉手納基地所属のF-15イーグルが通ります。各種資料によりますと、実際の全長はF-15が若干長いようです。F-15には嘉手納基地の記号ZZ、F-22にはAKの文字があります。AKはアラスカのエルメンドルフ基地所属で、韓国の米軍基地に展開している機体にもAKの文字がありました。F-15とは明らかに違う機体の形にも、レーダーに映らない工夫がされているのでしょうね。


名古屋港のしゅんせつ土砂で第2滑走路を セントレア

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今日(3月9日)の中日新聞1面トップに「中部空港沖に名港土砂」の見出しがありました。国土交通省の中部地方整備局が名古屋港のしゅんせつ土砂の処分場に、中部国際空港沖が最適とする検討書を国土交通大臣に送った。と、あります。上の写真はセントレアの空港島を西側から空撮したものですが、記事にある空港沖とは滑走路の手前の海上だと思われます。その場所に、しゅんせつ土砂を埋めて、出来た島に第2滑走路を造ることができる。というシナリオが考えられています。しゅんせつ土砂の処分場ですと、土砂が貯まって滑走路が建設できるサイズの島が出来るまでに、相当な年数がかかりそうですが、資源の有効活用では優れていると思います。

この後はセントレアのスカイデッキから撮影したヒコーキをご覧いただきながら、沖合いに第2滑走路がある光景を想像してみたいと思います。チャイナエアラインのエアバスA330-300がセントレアの滑走路RWY36に接地しました。セントレアのスカイデッキはターミナルビル4階のフロアと同じ高さですので、空港外側の海上に建設されるであろう滑走路も、余裕で見通せると思います。

着陸後にエンジンの逆噴射を作動させて減速するルフトハンザのエアバスA340-300です。第2滑走路が沖合いにできると、画面に写る青い海の幅は2/3くらいになるのでしょうか?

立ち位置をスカイデッキの南側から北側に移動して撮影した、フィンエアーのエアバスA330-300到着機です。対岸の四日市コンビナートまでクリアに見渡せるコンディションであれば、空港島が沖合いに拡大しても、スカイデッキから第2滑走路のヒコーキがクリアな状態で撮影可能だと思います。

セントレアのRWY36を離陸したフィリピン航空のエアバスA330-300です。現在あの空港で、ターミナルビルの展望デッキから2本の平行滑走路のヒコーキを、容易に撮影できるのは新千歳空港が真っ先に浮かびます。原則、ターミナルビルに近い滑走路が離陸、遠い滑走路を着陸用に使用しています。
地元政財界が求める、セントレアの2本目の滑走路は平行滑走路が想定されているようですが、強い西風で欠航になる便を減らすため、北西方向を向いたV字型も検討してはいかがでしょうか?

最後にスカイデッキの付け根から67mmで撮ったカットをご覧いただきましょう。手前からキャセイのエアバスA330-300、ルフトハンザのA340-300、シンガポールのA330-300、フィリピンのA321、そして滑走路で離陸操作を行い前輪が浮いているのは大韓航空のボーイング777-300ERです。このポイントから第2滑走路に着陸した機体を標準ズームで撮るのは、無理があるでしょうね。今回のプランが実現して、第2滑走路が供用開始になるのは、果たして何年後なのでしょうか?


MRJ最終組立工場 報道陣に公開

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今日(3月10日)MRJ・三菱リージョナルジェットの最終組立工場が報道関係者に公開されました。内部の撮影が出来るのは最初で最後かもしれません。このカットの撮影場所は、県営名古屋空港の立体駐車場ですので、利用者であれば今後も撮影は可能だと思います。目の前の地面はコンクリート舗装され、エプロン(駐機場)の強度が確保されています。扉を開いてヒコーキを工場内のラインの移動、塗装工場への移動などを行います。

MRJ最終組立工場の南東側から、北側を撮りますと、工場の東面と県営名古屋空港の立体駐車場が写ります。左側の地面は、まだ舗装されていません。正面の奥に塗装工場が建設中ですが、そこへの移動は深夜に、公道の交通を遮断して行うと説明がありました。

MRJの最終組立工場の南面には事務所棟があります。24mmのレンズで東面と南面が何とか収まりました。建物として、いちばん美しいアングルかもしれませんね。この場所からカメラを向けることは、おそらく2度とないと思います。

いよいよ内部です。MRJ最終組立工場は、南北方向の中央で2つに仕切られ、構造ラインと艤装ラインに分かれています。写真は北側の組み構造ラインで、西側にレンズを向けますと、右の奥に搬入口があります。胴体や主翼、尾翼などを組み立て、エンジンの無い状態のヒコーキの形ができあがります。MRJを6機同時に、組み立てることができます。まだ、組み立てのための機材などはありません。

MRJ最終組立工場の構造ライン、東側を見ますと正面に外に出るための扉があります。こちらのラインにあるMRJの機首は、いずれも扉の方向を向いています。外の駐機場を通って右側の艤装ラインに移動します。

こちらは南側の艤装ラインです。西に向かってレンズを向けていますが、隣の構造ラインから入ってきたMRJは、右のレーンを西に機首を向けて、内部の配管・配線、コックピットやキャビン、トイレなどの内装を施します。その後、MRJは工場内でUターンし機首を東に向けて、左のレーンに入り、エンジンを取り付け、エンジンを回さない範囲での機能試験(コックピットの動作や、フラップや脚の出し入れなどが考えられます)を行います。

構造ラインから艤装ラインを見たカットです。MRJの機体は一旦外に出て移動しますが、人間はもちろん中を移動できます。強力なエアコンがたくさん設置されているのが分かります。

MRJ最終組立工場の中央部、艤装ライン側には見学コースも設けられています。2階のガラス張りの部分ですが、お分かりでしょうか?MRJに親しみを持ってもらい、特に子どもたちに、将来の飛行機作りの担い手になってもらいたい。という思いがあるのでしょうね。ただし、工場内は撮影禁止!の大原則は不動のようです。この工場のラインにMRJがずらっと並んでいる写真は、将来、三菱航空機から提供してもらえると思いますが、私のカメラで工場内部を撮ることは、もう無いのでしょうね。その意味でも貴重な機会でした。


3.11 スローガンなどが書かれたヒコーキ

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東日本大震災から5年が経ちました。巨大津波の被害と原発事故で、まだまだ困難は続いていると思います。地震発生直後から、日本の航空会社は一部の機体にスローガンを書いて運航していました。写真のJAL EXPRESSのボーイング737-800は津波で甚大な被害を受け閉鎖された仙台空港に、約1ヶ月後、民間機の1番機として着陸した機体です。シンプルに「がんばろう日本」と書かれています。2014年6月新千歳空港で撮影しました。

ANAは中型・大型機にもスローガンが書かれた機体がありました。「心をひとつに、がんばろう(日の丸)ニッポン」とかかれています。写真は2013年10月に大阪・伊丹空港で撮影したボーイング767-300の離陸シーンです。

こちらは那覇空港のRWY36に進入するANAのボーイング777-300です。2013年3月に撮影しました。

こちらは仙台にも拠点を置くIBEXエアラインズのボンバルディアCRJ700です。「がんばろう!東北」のスローガンが書かれています。2013年9月、セントレアの制限区域内撮影エリアで撮影しました。

JALには「行こう!東北へ」のロゴが描かれたボーイング737-800もありました。2014年5月羽田のRWY16Lを離陸したシーンです。

東日本大震災では米軍も「トモダチ作戦」で大きな支援をしてくれました。特に壊滅的な被害を受けた仙台空港を、いち早く軍用輸送機が使える状態にし、約1ヶ月後には民間機が運航できるまでに回復させました。写真のANAボーイング787-9の主翼の上の胴体に「TOMODACHI」の文字があります。2014年10月、新千歳空港で撮影しました。


ブルーインパルスとFDA10号機 県営名古屋空港

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昨日(3月13日)航空自衛隊小牧基地では「オープンベース」基地の一般公開が行われました。前日にリハーサルを兼ねた関係者への公開が行われることが多いようですので、今年も前日の3月12日に県営名古屋空港の展望デッキに行きました。ブルーインパルス、本番では昼にフライトしましたが、前日は午後3時ごろ離陸しました。6機のうち、1番機から4番機が編隊を組んでRWY34を離陸しました。右の奥に少々雲がかかっていますが、御嶽山が見えます。

最初の種目は6機でデルタ編隊で登場しました。脚を出して低速で飛び、白いスモークを出していました。編隊が順光側に回りこんだところで連写しました。

ブルーインパルス、6機のT-4デルタ編隊がスモークをオフにしました。ブルーインパルスが住宅密集地を飛ぶことに反対する声もあり、アクロバット的な種目は行われませんでした。

この日はFDAの最新10号機エンブラエル175の離着陸も撮影できました。色はシルバーでRWY34に着陸した後、脱出誘導路を進みます。後方にはKC-767が駐機しています。

FDA10号機が離陸しました。途中から滑走路RWY34に進入したため、展望デッキ北側でカメラを構えていた私の位置からも離陸シーンが撮れました。9号機がゴールドでしたから、10号機はぜひシルバーを!と期待していましたが実現して嬉しいです。実は笑点メンバーの着物の色、FDA機には春風亭 昇太 師匠の色だけ無かったのですが、昇太師匠のライトグレーの着物は光沢があって、シルバーにも見えますし、10号機はグレーにも見えますので、OKだと思います。いずれ8色並べてみようと思います。


FDA機 笑点メンバー全色揃いました 県営名古屋空港

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昨日のブログでFDAフジドリームエアラインズの最新10号機をご覧いただきましたが、これで笑点の大喜利に登場するメンバーの着物の色が全色揃いましたので、今回、一挙に掲載させていただきます。テレビ画面の左から順番にご紹介します。まず司会の桂 歌丸師匠の緑、FDAの4号機エンブラエル170です。右後方に御嶽山が見えています。

三遊亭 小遊三師匠の水色はFDA2号機のエンブラエル170、こちらもバックに御嶽山が見えています。

三遊亭 好楽師匠のピンクはFDA3号機のエンブラエル175です。滑走路を離脱して誘導路を走行しています。

林家 木久扇師匠の黄色はFDA7号機エンブラエル175。離陸機が御嶽山の上を飛び越えて上昇しています。

そして今回加わったFDA10号機エンブラエル175が春風亭 昇太師匠の着物の色、シルバーです。離陸操作をして、前輪が浮いています。

紫のFDA6号機エンブラエル175は三遊亭 円楽師匠のカラーです。着陸機が管制塔をバックに減速中です。

そして、いちばん右側に座っている林家 たい平師匠のカラーはFDA5号機エンブラエル175です。3月12日に撮影しましたが、離陸機の後方にブルーインパルスが駐機しているシーンはレアだと思います。

そして座布団運びの山田隆夫さん、着物のカラー赤はFDA1号機エンブラエル170です。大喜利のメンバーの着物は、とてもカラフルですが、FDAのヒコーキ10機目で全て揃ったのは喜ばしいことだと思います。


P-3Cとブルーインパルス 県営名古屋空港

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航空自衛隊小牧基地の一般公開日「オープンベース」の前日、3月12日(土)に県営名古屋空港の展望デッキから撮影しましたが、今回は特別なイベントがなければ見られないシーンをご覧いただきましょう。このヒコーキは海上自衛隊のP-3C哨戒機で、小牧基地にはめったに飛来しません。同じ航空自衛隊の岐阜基地には、隣接している川崎重工の工場にメンテナンスのために飛来します。県営名古屋空港RWY34に着陸後、管制の指示で滑走路の先端まで進んで行きます。

海上自衛隊のP-3C哨戒機がRWY34のエンドに近づいています。右上に小牧城(小牧市歴史館)が見えます。レンズは100-400ズームに1.4倍のテレコンバーターを付けて約740mm相当になっています。

P-3Cが滑走路RWY34のエンドを右折し、機体が横を向きました。小牧城は左上に、右の奥には結婚式場が見えますし、すぐ傍には消防車も待機しています。レンズの焦点距離は約785mm相当までアップにしています。

P-3Cが滑走路の先端まで進んで、折り返し、誘導路を展示スペース方向に戻ってきました。レンズは目いっぱい望遠の896mm相当です。実はこのとき、ブルーインパルスが出発準備を終え、移動を始めるところでした。そのためP-3Cは遠くの誘導路まで進んで、小牧城と絡んでくれました。

ここからはブルーインパルスの編隊飛行をご覧いただきましょう。一昨日ご紹介した、最初の種目、脚を出したデルタ編隊の次の種目はアロー編隊かと思います。西の空から接近しますので、リハーサルが行われた15時過ぎは、逆光での接近となります。

約2〜3分の間隔で次の種目に変わります。これは傘型編隊だと思います。ブルーインパルスの演技種目のアナウンスは、旅客ターミナルビルではほとんど聞き取れません。

次の種目の編隊名は星型でしょうか?6機のT-4が正面から小牧基地の見学エリアに向かってきます。旅客ターミナルビル屋上では逆光になります。

最後の編隊種目は脚を収納したデルタ編隊で接近しました。左旋回し、このあと桜の花びらを白いスモークで水平方向に描きました。最後は2機で水平方向にハートを描き演技を終了しました。ブルーインパルスの通常の展示飛行では、4機と2機に分かれての、アクロバット的要素の高い種目が多いのですが、小牧基地は住宅密集地にあり、反対運動も起きていることに配慮してか、おとなしい内容になっていました。



小牧城・白山と自衛隊機 県営名古屋空港

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3月12日、名古屋空港の展望デッキからは、小牧城(小牧市歴史館)の後方に雪に覆われた白山が見えました。残念ながら、午後には雲に隠れてしまいましたので、午前中に何機のヒコーキがこの景色の中に入ってくれるでしょうか?尚、今回の撮影にはPLフィルターは使用していません。

航空自衛隊小牧基地所属のC-130輸送機が滑走路RWY34のエンドまで進み、右折して誘導路に入り、機体の横が小牧城と白山に絡みました。昨日のブログのP-3Cとほぼ同じアングルですが、P-3Cの時間帯は白山が雲に隠れていました。

上のC-130輸送機のすぐ後に着陸した、航空自衛隊小牧基地所属のKC-767空中給油・輸送機がRWY34のエンドに向けて進んでいます。滑走路は残り200mくらいでしょうか?この位置まで来ると、小牧城・白山と絡みます。エンジンの逆噴射は終わっていますが、主翼のスポイラーは立った状態です。

KC-767がRWY34エンドの誘導路を右折して、機体が横を向きましたので、きれいな順光になりました。KC-767は中型旅客機、ボーイング767-200ERをベースにした機体です。このサイズの画面ですと、きれいに見えますが、ワイド4切でプリントしますと残念ながら陽炎の影響を受けていました。結局、白山が見えていた時間帯に、その前方を通ったヒコーキは、この2機だけでした。


3月20日は航空ファンミーティングinセントレア

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3月20日(日)10:00〜15:00までセントレア旅客ターミナルビル3階の特別待合室A-2〜4をメイン会場に「航空ファンミーティングinセントレア」が行われます。イベントの監修協力は航空写真家のチャーリィ古庄さんです。この写真は昨年11月11日、MRJ初飛行の撮影会場で私が撮ったチャーリィ古庄さんですが、20日10:50〜11:30、メイン会場のステージでチャーリィ古庄さんのトークショーがあります。私が司会を担当いたしますで、よろしかったらご来場ください。12:30〜13:10の航空ファンお宝自慢の進行もさせていただきますが、どんなお宝が登場するか楽しみですね。

このイベントには内外の航空会社4社がブースを出展します。JALは特別待合室A-1で客室乗務員のマナー講座を行います。1回目が11:00〜、2回目は13:30〜で 各回60分程度、定員は30名で、先着順の当日受付です。詳しいことはセントレアのホームページ、イベント案内から、航空ファンミーティングを探していただき、当日開催イベントでご確認ください。写真はJALのボーイング787-8バンコク行きが、セントレアのRWY36を離陸したシーンです。

写真はスカイマークのボーイング737-800です。セントレアのRWY36に着陸して脱出用誘導路を抜けるところです。スカイマークはオリジナルグッズの販売と子供用制服試着体験を実施します。アンケートに回答すると、ペア1組に往復航空券のプレゼントがあります。航空会社の特設ブースは3階、特別待合室の近く、グライダー下の会場に設けられます。

こちらはデルタ航空のエアバスA330-200、デトロイトから到着してセントレアの19番スポットに入ります。デルタ航空は機内誌、リーフレットの配布、オリジナルグッズのプレゼントがありますが、数量限定となっています。

写真はIBEXエアラインズのボンバルディアCRJ700です。IBEX(アイベックス)のブースでは機内で配布しているキャンディ、紙コップのプレゼントのほか、非売品のオリジナルグッズの販売が予定されています。このほか「のりもの倶楽部」の出張出店、航空グッズのフリーマーケット、空美ちゃんファッション・トークショー、ネイル&ヘアスタイル体験コーナーなど、多彩なメニューが用意されています。
ところで、セントレアでイベントと言えば4階がメイン会場と、私は認識していましたが、今回のイベント会場は3階の特別待合室。B787-8初号機の贈呈式の後、セントレアの友添社長とボーイングジャパンのマフェオ社長の記者会見が行われた部屋です。落ち着けますが、少々狭いと思います。このとき4階では何が?なんと「ポケモンセンターはるまつりinセントレア」が3/19〜21の3日間行われるのです!こりゃ動員力でかなわないですね。


航空ファンミーティングと船上撮影 セントレア

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3月20日(日・祝)セントレアで航空ファンミーティングが行われました。私は航空写真家「チャーリィ古庄さんのトークショー」と「航空グッズお宝自慢」の司会を担当しましたが、たくさんの立ち見が出る盛況ぶりでした。ご来場いただきありがとうございました。ステージはこんな感じでした。

お宝のひとつとして展示されていたANAのエアバスA340-300のモデルです。一度は正式発注をしながら、日の目を見なかった幻の機種です。所有者は何とセントレア(空港会社)の社員です!

当日はセントレアを周遊するクルーズが4回、行われました。私は1回目の、ヒコーキ撮影を本格的に行っているアマチュアを対象にした撮影会に参加しました。船は名鉄海上観光船の「はやぶさ2」です。

船上からボーイング787-8の初号機が見えました。

当日はRWY36で運用されていましたが、船は順光側のアプローチコース東側に陣取り、撮影を行いました。IBEXエアラインズのCRJ-700がアプローチしています。

通り過ぎたIBEXのCRJ-700を船上のメンバーを絡めてシャッターを切りました。船上はとても寒く、真冬のダウンのコートを着て正解でした。

当日は強風で波が高く船はかなり揺れました。海面の水平をキープできた写真はわずかです。ルフトハンザのエアバスA340-300と進入灯を、なんとか水平をキープして撮れました。


オールワイドボディ機とオールナローボディ機 セントレア国際線

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旅客機は大きく分けると、客室の通路が2本のワイドボディ機と、通路が1本のナローボディ機に分類されます。3月20日の朝、セントレアの国際線スポットでちょっと珍しい光景を見ました。まず西側の17番〜14番スポット方向を見ますと4機のワイドボディ機が揃っています。手前から大韓航空のボーイング777-300ER、フィリピン航空のエアバスA330-300、JALのボーイング787-8、そしてチャイナエアラインのエアバスA330-300です。いちばん手前に、この中で最も大きいB-777-300ERがいますので、少々バランスが悪いかもしれません。

一方、18番スポット以降の南方向を見ますとナローボディ機ばかり9機が並んでいます。手前からベトナム航空のエアバスA321、中国東方航空のA321が2機(手前が旧塗装・奥が新塗装)、JALのボーイング737-800、中国南方航空のエアバスA320、中国国際航空のボーイング737-800、春秋航空のエアバスA320、影になっているのは中国東方航空のボーイング737-700か800の旧塗装機、そしていちばん奥を移動中なのがタイガーエア・台湾のエアバスA320です。見事にナローボディ機ばかり揃いましたが、圧倒的に中国勢が目立ちます。ちなみに、離れたところで、こちらに機首を向けているのはボーイング787-8の初号機です。


到着機を船上から撮影 セントレア

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今日は3月20日、クルーズ船から撮ったセントレアの到着機をご覧いただきましょう。最初に到着した、ルフトハンザドイツ航空のエアバスA340-300は進入灯と絡めたカットを先日ご覧いただきましたが、機体が船に近づいて来ますと、いちばん広角側の約38mm相当で撮って、ここまで機体が大きく写ります。空をバックにしますと水平線を気にしなくてもいいので、少し気が楽です。

続いてAIR DOのボーイング737-700が船の横を通過します。レンズは72mm相当で撮影しています。

こちらはANAのボーイング737-500です。737シリーズの第2世代に該当し、第3世代のAIR DOの機体と主翼の形が、ずいぶん違っているのが分かると思います。

IBEX(アイベックス)エアラインズのボンバルディアCRJ700がアプローチしてきました。陰になって分かりにくいですが、主翼の裏側は鮮やかな赤に塗られています。

フィンランド航空のエアバスA330-300「マリメッコ」塗装機です。フィンランドのアパレルメーカー、マリメッコとコラボした特別塗装機で、青地に白の花を生かすため後方から狙いました。

台湾のLCC V airのエアバスA321です。下から撮った熊のイラストは、このように見えるのですね。

船上からの撮影、最後はユナイテッド航空のボーイング737-800です。今年1月29日に初飛行した、最新のボーイング737 MAX 8と同型のウイングレットが、翼端の上下に伸びています。バックが青空では、どこで撮影したのか分からないとも言えますが、到着するヒコーキの順番と光線状態から、セントレアのRWY36にアプローチする機体を、海上から撮影したことは、セントレアに精通している方には分かっていただけるかと思います。


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